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●北村薫氏推薦――「題は『慟哭』 書き振りは《練達》 読み終えてみれば《仰天》」
連続幼女誘拐事件の捜査は、犯人の手掛かりを掴めないまま暗礁に乗り上げた。指揮を執る捜査一課長は、その若さとキャリアゆえ警察内部では不協和音を生じさせ、マスコミには私生活の醜聞を衆目に晒される。逼迫した状況のなか、事態は新しい局面を迎える。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈なデビュー作。
解説=椎谷健吾
貫井徳郎
(ヌクイトクロウ )1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年に『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞を受賞。『光と影の誘惑』『プリズム』『愚行録』『ミハスの落日』『明日の空』『新月譚』『ドミノ倒し』『私に似た人』『邯鄲の島遥かなり』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『龍の墓』『ひとつの祖国』など著作多数。