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スペインはミハスに住まう大富豪に突如呼び寄せられたジュアン。老紳士が語るのはジュアンの亡き母との苦い記憶だった。三十年の月日を隔てて密室殺人の謎が明かされる表題作の他、ジャカルタで発生した連続娼婦殺人事件など、ストーリーテリングの名手が異国を舞台にその土地で生きる人々の悲痛な叫びをすくい取る。衝撃の結末が深い余韻を残す至高のミステリ短編集、全五編。
著者あとがき=貫井徳郎/解説=村上貴史
「ミハスの落日」
「ストックホルムの埋み火」
「サンフランシスコの深い闇」
「ジャカルタの黎明」
「カイロの残照」
貫井徳郎
(ヌクイトクロウ )1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年に『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞を受賞。『光と影の誘惑』『プリズム』『愚行録』『ミハスの落日』『明日の空』『新月譚』『ドミノ倒し』『私に似た人』『邯鄲の島遥かなり』『紙の梟 ハーシュソサエティ』など著作多数。