アクマノモンショウ

悪魔の紋章

江戸川乱歩


悪魔の紋章

ジャンル
国内ミステリ > スリラー
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
明智小五郎シリーズ

判型:文庫判
ページ数:346ページ
初版:2003年10月31日

ISBN:978-4-488-40120-7
Cコード:C0193
文庫コード:M-え-1-20

装画:志村敏子
装幀:アトリエ絵夢Ltd.


内容紹介

法医学の権威宗像隆一郎博士が探偵業を始めて数年。明智の留守を預かる恰好になり、脅迫状に怯える川手氏から調査を依頼される。復讐に燃える脅迫者は、3つの渦巻が相擁する世にも稀なる指紋を持つという。再三出し抜かれ苦闘する宗像博士。終盤に至って名探偵明智小五郎が帰朝、明快な論理で残虐飽くなき復讐魔を斬る! 挿絵=伊東顕



江戸川乱歩

(エドガワランポ )

1894年生、1965年歿。大正12年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」がデビュー作。それはまた、わが国で初めて創作の名に値する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる年少物で少年読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。