サンカクカンノキョウフ

三角館の恐怖

江戸川乱歩


三角館の恐怖

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:330ページ
初版:1997年4月25日

ISBN:978-4-488-40117-7
Cコード:C0193
文庫コード:M-え-1-17

装画:志村敏子
装幀:アトリエ絵夢Ltd.


内容紹介

父の遺言に従い「長生きした側が全財産を相続する」と決めて40年余、家族ぐるみ対立を続ける双子の健作と康造。自らの余命が幾許もないと悟った健作は、弁護士立ち会いの下、どちらが先立っても不利にならない契約を交わそうとするが、康造は承知しない。ところがその夜、康造が射殺されるに至って、立場は逆転……。挿絵=富永謙太郎



江戸川乱歩

(エドガワランポ )

1894年生、1965年歿。大正12年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」がデビュー作。それはまた、わが国で初めて創作の名に値する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる年少物で少年読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。