キュウケツキ

吸血鬼

江戸川乱歩


吸血鬼

ジャンル
国内ミステリ > スリラー
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
明智小五郎シリーズ

判型:文庫判
ページ数:414ページ
初版:1993年12月24日

ISBN:978-4-488-40106-1
Cコード:C0193
文庫コード:M-え-1-6

装画:志村敏子
装幀:アトリエ絵夢Ltd.


内容紹介

●北山猛邦氏推薦――「教典と読んでも過言ではない、とっておきのエンターテイメント小説」

初秋の温泉宿で、美貌の女性、柳倭文子を間に挟み、世にも奇妙な決闘が執り行われようとしていた。やがて舞台を東京に移すや、彼女をつけ狙う不気味な唇のない男が出現し、怪事件が続出する。明智と『魔術師』事件で知り合った美人助手文代、それに小林少年が加わり、怪人を向こうに回した死闘の幕が切って落とされる! 挿絵=岩田専太郎



江戸川乱歩

(エドガワランポ )

1894年生、1965年歿。大正12年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」がデビュー作。それはまた、わが国で初めて創作の名に値する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる年少物で少年読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。