― ミステリ―
ひとりの少年が姿を消した。母親は半狂乱で行方を捜すが……。壊れかけた二つの家族。北欧の伝説息づく風光明媚なゴットランド島で何が? 女性警官マリアが事件を追う。
家財の出張鑑定をした屋敷で、主の老富豪が殺された。オークションハウスを営むジョシーは、身の潔白を証明すべく行動を起こす。アンティーク×謎解きの新シリーズ第一弾。
バツイチ探偵ブロディの扱う失踪、殺人、猫捜し等々は、アトキンソンの手にかかると、ただならぬ気配。『世界が終わるわけではなく』で読者の心を掴んだ著者によるミステリ。
栄誉ある連隊の兵士たちを襲う、奇怪な災厄と姿なき殺人者。謎に次ぐ謎の果て、明らかとなる衝撃の真相とは──退廃の都ウィーンを舞台とした、反ミステリの金字塔。本邦初訳。
人生最後になるかもしれない捜査に臨む伝説の元殺人課刑事、87歳。武器は357マグナムと皮肉、敵は老い。最高に格好いい主人公を生むことに成功した、清冽なデビュー作!
青年作家マーカスが独自の調査をもとに書き上げた『ハリー・クバート事件』はベストセラーとなったが……。次々に判明する新事実、終盤展開に読者は翻弄されるしかない!
大作家は少女殺害犯なのか? 次々に明らかになる新事実、どんでん返しにつぐどんでん返しに、読者はただ翻弄されるしかない。全欧州でメガセラーとなったスイス発ミステリ!
殺人現場で見つけた手記。それは一八六〇年代のアメリカで書かれたものだった。中国、アメリカ、スウェーデン、現代の予言者マンケルによるミステリを超えた金字塔的大作。
スウェーデンの小さな村でその惨劇は起きた。村のほぼ全ての家の住民が惨殺されたのだ。老人ばかりの過疎の村が、なぜ? 北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケル渾身の大作。
殺人の容疑をかけられたまま、認知症は進行していく。そして断片的に浮かび上がってくる親友との思い出。死んだ夫との会話。手がかりは、消えゆく記憶のなかにあるのか――。
わたしは親友を殺したのだろうか? 殺害容疑をかけられた認知症の女性の一人称と手記、他人の筆跡による伝言などの断片で綴られた、静かな感動をもたらす傑作ミステリ。
殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス? 高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、贋作、緊迫のオークション。ヴァイオリン職人がさまざまな謎に取り組む傑作ミステリ!
奇妙な書店に再就職した青年は、店内にある謎の本の解読に挑んだことがきっかけで、五百年にも及ぶ謎を解明する旅に出ることに……すべての読書好きに贈る冒険と友情の物語。
壊れた幼女の墓から、そこで眠っているはずのない二人の子供の遺体が発見される。「血の収穫祭」という因習的な儀式が残る町で、かつて何があったのか。戦慄の傑作ミステリ。
英国で実際に起きた事件を基に執筆された表題作と、偏見がいかにして悲惨な出来事を招いたかを暴く「火口箱」を収録。現代英国ミステリの女王の魅力が詰まった傑作中編集。
首と手を切りおとされ、ビロードにくるまれた死体。古都プラハで起きた連続殺人事件に、ウィーンの探偵ホガートが挑む。『夏を殺す少女』の著者が読者に仕掛ける巧妙な罠とは?
当主の妻が死去し、悲しみに沈む領主館を訪れた女家庭教師。癒しがたい傷を負った彼女は愛らしい双子の姉妹に心を奪われていくが、奇怪な出来事が頻発し……。巨匠最後の長編。
アイデンティティを追い求める“患者”と“精神分析医”の話を盗み聞きする、大学教授の“私”。本文の大部分が盗み聞きで構成された、予測不可能かつ異様な傑作ミステリ!
ノーベル賞授賞晩餐会で殺人事件が。現場を見た新聞記者アニカに警察は情報開示の禁止を告げる。華やかなノーベル賞の陰に何が? スウェーデンのベストセラー作家の代表作。
無人島で発見された死体。そのポケットには意味不明の言葉が書かれた紙が入っていた。西アイスランドの美しい島を舞台に伝承の書と暗号が織りなす、癒やしの北欧ミステリ。