麻薬におぼれるモンモランシーを立ち直らせるべくスコットランドの城に向かうジョージ。その頃ロンドンでは爆破事件が起こり、諜報員である二人の手腕が必要とされていた。
エレナー・アップデール
1953年イギリス南ロンドンのカンバーウェル生まれ。オックスフォード大学を卒業後BBCに入り、テレビとラジオの番組製作に携わる。子育てのために退職。以来さまざまな仕事に関わりながら、小説を書き始める。〈怪盗紳士モンモランシー〉シリーズでデビュー。他に著作として『最後の1分』『天才ジョニーの秘密』などがある。
杉田七重
(スギタナナエ )東京都生まれ。東京学芸大学卒。英米文学翻訳家。主な訳書にジェラルディン・マコックラン『世界のはての少年』、ドナ・バーバ・ヒグエラ『最後の語り部』、イヴリン・スカイ『ダムゼル 運命を拓きし者』、エドワード・ドルニック『ヒエログリフを解け――ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース』がある。