ブラック・リバー

ブラック・リバー

S・M・ハルス
高山祥子


ブラック・リバー

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:340ページ
初版:2016年9月9日

ISBN:978-4-488-23904-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-22-1

写真:Piriya Photography/Getty Images
装幀:中村聡


内容紹介

わたしのためにフィドルを弾いて──病で最期が迫った妻からの願いを、六十歳の元刑務官ウェズはかなえられない。刑務所の暴動で負った凄惨な傷のせいで。妻が逝って五日後、ウェズはその刑務所の町、ブラック・リバーへ旅立つ。妻の連れ子との十八年ぶりの再会と、暴動の首謀者の仮釈放を決める公聴会での証言が待つ、あの町へ。静かな語りで切ない物語を描き上げる、感動長編。訳者あとがき=高山祥子


S・M・ハルス

アメリカのカリフォルニア州生まれ。モンタナ大学で文学を学び、オレゴン大学でMFA(美術学修士号)を取得。ネバダ大学の創作コースの准教授を務めている。三つの短編小説を雑誌に発表したのち、2015年に初めての長編である『ブラック・リバー』を発表。現在はワシントン州在住。


高山祥子

(タカヤマショウコ )

1960年東京都生まれ。成城大学文芸学部卒業。訳書にサラ・グラン『探偵は壊れた街で』『探偵は孤高の道を』、アリソン・マクラウド『すべての愛しい幽霊たち』、ジェームズ・バロン『世界一高価な切手の物語』、ケイト・ウィンクラー・ドーソン『アメリカのシャーロック・ホームズ』、レスリー・M・M・ブルーム『ヒロシマを暴いた男』などがある。