― ミステリ―
コーンウォールの打ち捨てられた館、湖畔荘。70年前にそこで男の赤ん坊が消えた。そして同じ日に一家の友人の童話作家がそこで服毒自殺を遂げていた。何があったのか? 赤ん坊の行方は? 謎に立ち向かうのは女性刑事。
親友の殺害容疑をかけられたジェニファー。だが彼女は病気のせいで記憶が曖昧で、体調次第で親友のことさえ忘れてしまう。「記憶」を失っていく語り手が紡ぐ衝撃のミステリ。
浮気調査の尾行中、一瞬の隙にターゲットが殺された!? 後先考えないお人よしの探偵が、古都ウイーンで犯人捜しに奔走する。ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞の軽快なミステリ。
娘たちに遺されたのは天球儀に刻まれた名前と出生地の座標。長女のマイアは自らの座標に従いリオ・デ・ジャネイロにある〈蘭の館〉を訪ねる。そこで彼女が知ったのは……。
湖のほとりに建つ美しい館に世界中から集められ養育された六人の娘。だが養父が突然死亡し、娘たちには知らされず遺体は葬られた。世界的ベストセラー作家絶対の自信作。
20年間隠してきたあの夏の秘密が、暴かれようとしている――! 刊行前に25か国で出版が決定し、衝撃の結末で世界に旋風を巻き起こしたデビュー・ミステリが遂に文庫化!
なぜ、彼女たちは命を失ったのか。憶測を排除し、事実を丹念に追い、「そのとき」に起きたことをジャーナリストが独自の視点で描き出す、十の事件簿。
パリで失踪したジャーナリストの夫を捜し、舞台美術家の私は単身ニューヨークからパリヘ飛んだ――。世界十六カ国で翻訳、スウェーデン発、破格のエンターテインメント!
全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体。娘殺しの犯人をつきとめ、行方不明のもうひとりの娘を探し出そうとする母親。ドイツで爆発的な人気。『夏を殺す少女』続編。
第二次世界大戦中、スパイとしてナチの捕虜になった女性の手記。それには親友である飛行士の戦場の日々が小説のように綴られていた。彼女はなぜ手記を物語風に書いたのか?
オルタンスに執着するポルデヴィア公国の犯罪者の皇子! 前作で姿を消した高貴な猫アレクサンドル・ウラディミロヴィッチも健在で。この世界は珍妙で素敵だ。解説=円城塔
〈黒が丘〉と呼ばれる場所で青年が処刑された。酒の取り引きに絡む殺人か、それとも内戦の遺恨か。推理の糸口賞受賞。フィンランドの知られざる暗部を描いた注目のミステリ。
風変わりな書店には、世界を揺るがす秘密が隠されていた? 五百年ものの暗号と、最新デジタル技術が「本」を介して交錯する。全米図書館協会アレックス賞受賞の爽快小説!
事故で障害者となった兄の世話に明け暮れる英国人女性が、幼なじみの結婚式に出るためにジブラルタルに向かうが、霧により飛行機が欠航、そして失踪。数年後に友人が探り出した真相とは? この衝撃を予想できるか?
五年前、失踪したエレインは生きているのか? 彼女のパスポートを持つ女は誰なのか? 最後の最後にあなたを待つのは震えるほどの衝撃。ドイツで二一〇万部超のベストセラー。
英国の小規模な女子寄宿学校で、夕食の最中に校長とその弟が毒殺された。7人の生徒たちは、気転、科学知識、演技力、推理力など個々の得意分野を活かして犯人を探り始める。
21世紀最悪の連続殺人犯の息子、ジャズことジャスパー。センセーションを巻き起こした〈さよなら、シリアルキラー〉三部作の前日譚四編を収録した、日本オリジナル短編集。
当主の妻が死去した領主館を訪れた女家庭教師。癒しがたい傷を負った彼女は、愛らしい双子の姉妹に心を奪われていく。しかし怪異が頻発し……。巨匠最後の長編が遂に文庫化。
麻薬におぼれるモンモランシーを立ち直らせるべくスコットランドの城に向かうジョージ。その頃ロンドンでは爆破事件が起こり、諜報員である二人の手腕が必要とされていた。
真珠湾攻撃から半月後、ついにマギー・ホープはチャーチル首相に随行して、故国の土を踏むことに――。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りの大人気シリーズ、最新刊。