ヘイボンスギルギセイシャ

平凡すぎる犠牲者

レイフ・GW・ペーション
久山葉子


平凡すぎる犠牲者

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:502ページ
初版:2021年1月8日

ISBN:978-4-488-19208-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ヘ-19-4

写真:Oleg Golovnev/Shutterstock.com
装幀:中村聡


内容紹介

殺されたのは、アルコール依存症で年金生活者の、孤独な男性だった。きわめてありふれた犠牲者。捜査にあたるのは、ベックストレーム警部以下、一癖も二癖もあるソルナ署の刑事たちだ。だが、被害者と同じアパートの住人や競馬仲間などの関係者も、一筋縄ではいかない連中ばかり。さらに、第一発見者の新聞配達員が死体で発見され……。『見習い警官殺し』に続くシリーズ第2弾。訳者あとがき=久山葉子


レイフ・GW・ペーション

1945年スウェーデン、ストックホルム生まれ。スウェーデンを代表するミステリ作家のひとり。犯罪学教授として、国家警察委員会の顧問も務めていた。1978年にデビュー作Grisfestenを発表。以降、『許されざる者』『見習い警官殺し』『平凡すぎる犠牲者』『悪い弁護士は死んだ』など何作ものミステリを発表している。


久山葉子

(クヤマヨウコ )

1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒業。スウェーデン在住。主な訳書にペーション『許されざる者』、マークルンド『ノーベルの遺志』、カッレントフト『冬の生贄』、ランプソス&スヴァンベリ『生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白』などがある。