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ABC殺人事件

アガサ・クリスティ
深町眞理子




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ABC殺人事件

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
エルキュール・ポワロ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:408ページ
初版:2003年11月7日

ISBN:978-4-488-10538-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-2-2

装画:ひらいたかこ
装幀:小倉敏夫


内容紹介

●大崎梢氏推薦――「連れて行かれた世界で、思い切り突き飛ばされたような、いっそすがすがしいまでの敗北感」
●深町眞理子氏推薦――「ポワロにリアリティーは無用。近頃の劇場型犯罪を先取りしたわが最愛のポワロものです。」

ポワロのもとに、奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状が届いた。果然、この手紙を裏書きするかのように、アッシャー夫人(A)がアンドーヴァー(A)で殺害された。つづいてベティー・バーナード(B)がベクスヒル(B)で……。死体のそばにはABC鉄道案内がいつも置いてある。Cは、Dは誰か? ポワロの心理捜査がはじまる! 著者の代表作。

*第4位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門


アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作としての評価を確立している。71年には長年の功績により、大英帝国勲章(DBE)を授与された。〈ミステリの女王〉たる彼女の創造した名探偵には、エルキュール・ポワロやミス・マープルなどがいる。76年没。


深町眞理子

(フカマチマリコ )

1931年生まれ。1951年、都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、ドイル《シャーロック・ホームズ》シリーズ、ギャスケル《アトランの女王》全3巻、オールディス『グレイベアド』、エラリー・クイーン編『ミニ・ミステリ傑作選』など多数。