ヒミツソシキ

秘密組織

  【新訳版】

アガサ・クリスティ
野口百合子


秘密組織

ジャンル
海外ミステリ > 冒険小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
トミー&タペンス・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:388ページ
初版:2023年2月28日

ISBN:978-4-488-10551-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-2-29

装画:ますこひかり
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

第一次世界大戦が終わり、ロンドンで再会した幼馴染みのトミーとタペンス。仕事のない二人は、〈若き冒険家(ヤング・アドヴエンチヤラーズ)商会〉を設立し〈仕事を求む。内容、場所は不問。高額報酬必須〉という広告を出そうと相談していた。偶然それを聞いた男が怪しげな仕事を持ちかけ、二人は英国の命運に関わる秘密文書争奪戦に巻きこまれる! 物語の面白さとスリルをたっぷり味わえるスパイ風冒険小説。解説=吉野仁


アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作としての評価を確立している。71年には長年の功績により、大英帝国勲章(DBE)を授与された。〈ミステリの女王〉たる彼女の創造した名探偵には、エルキュール・ポワロやミス・マープルなどがいる。76年没。


野口百合子

(ノグチユリコ )

東京外国語大学英米語学科卒業。フリードマン「もう年はとれない」「もう過去はいらない」「もう耳は貸さない」、ボックス「発火点」「越境者」「嵐の地平」「熱砂の果て」、クリスティ「秘密組織」、パーキン「小鳥と狼のゲーム」など訳書多数。