過去1年分の新刊です。
強制収容所で出会い、恋に落ち、命がけの逢瀬を重ねた二十三歳のツィッピと十六歳のダヴィド。アウシュヴィッツで出会ったふたりの七十年の軌跡を描くノンフィクション!
古都・京都。「失せ物探し」の名手・六角聡明に持ち込まれた七年前の自動車事故にまつわる依頼は、動機不明の連続殺人事件と意外な形で交差する──著者渾身の初長編!
姉の頼みで見知らぬ町を訪れた翻訳家の宮原。そこは政府の「要観察地域」に指定された場所だった。町の御神体となりかけた姉を救うため、宮原は謎のダンス教室に通うことに。
図書館司書見習いの初日に師匠が死んでしまった。右も左もわからないオリバーを助けてくれたのは謎の少女と何匹もの猫だった。見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ。
弁護士で作家の「私」は、世界各国でさまざまな過去を抱えた人々と出会う。『犯罪』の著者が、死や罪悪感に翻弄される純粋で奇妙な人物たちを描く全26話の短編小説集!
児童養護施設七海学園の子どもたちと保育士・北沢春菜が遭遇する日々の謎――『七つの海を照らす星』『アルバトロスは羽ばたかない』の感動と驚愕が甦るシリーズ完全新作。
金色にかがやく草原の果てに佇む、緑におおわれた白亜の校舎。全寮制の名門校リデルハウスには、奇妙な制度があった──。新鋭が紡ぐ、懐かしくも新しい少年少女たちの物語。
下町にあるカフェー〈西行〉には個性豊かな女給が集まる。彼女たちは働きながら何を考え、そして去ったのか。大正から戦後にかけて、朗らかに生きた100年前のわたしたちの物語。
カナダの雨林を訪れた三人の大学生。狼に関する調査のかたわら、ひとりが退屈凌ぎに不思議なことを言い出して──『叫びと祈り』の著者が心を込めて贈る、春夏秋冬の物語。
十時さくらは配信サービス《ときときチャンネル》で、天才科学者・多田羅未貴の発明を紹介し、収益化を目指す。しかしチャンネル存続の危機に直面し……!? シリーズ第2弾。
被災の地で。一族の館で。この世の果てで──運命を変える事件に出逢った子供たちの選択を、謎解きを通して描く『七つの海を照らす星』の俊英による入魂の傑作短編集。
ニュージーランド代表のオールブラックス入りした一人の日本人ラガーマンの物語。ラガーマンの絆、友情、そして孤独を見事に描きげた堂場瞬一スポーツ小説の頂点ともいうべき傑作。
第35回鮎川哲也賞選評、および第3回創元ミステリ短編賞選評&ジョウシャカズヤ、鷲羽巧による受賞作掲載。青柳碧人、新連載。読み切り、近藤史恵、櫻田智也、東川篤哉ほか。
八十代も半ばを迎え、遺産のゆずり先に悩むヴェロニカ。遺産相続人として南極のアデリーペンギンがふさわしいかを見極めるため、はるか南の大陸へと一世一代の旅に出た──。
カイとランスがロンドンへ行く「グリム・リーパー」、登場人物たちの過去を描く「ウィール・オブ・フォーチュン」に、書き下ろし+単行本未収録短編を加えた愛蔵版第2弾。
第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に選ばれた「神の光」を始め、奇跡の如き消失劇を5編収録。稀代のトリックメーカー・北山猛邦の新たな代表作となる、傑作推理短編集。
帝国主義の英国。トラが明かす世界を滅亡から救う秘密とは? ウィリアム・ブレイク、フィリップ・プルマン、アラビアンナイトにインスパイアされた奇妙で独創的な物語。
霧とガスで閉ざされ牢獄と化した病院、非常事態下で発生する不可能犯罪。デビュー作にして本屋大賞第4位に輝いた、『禁忌の子』に連なるシリーズ第2弾。
さまざまな事情で生身の肉体で生きることに不都合を抱えた人々が、〈情報人格〉となって仮想世界で暮らす未来を描く、第13回創元SF短編賞受賞作にはじまる連作短編集。
天沢時生、小川一水、理山貞二ら豪華執筆陣が集う、恒例夏のSF特集号。第16回創元SF短編賞受賞作・選評掲載。



























