過去1年分の新刊です。
様々な本が語りかけてくるのを聞いたセレスは、魔女や邪悪な妖精たちが跋扈する美しくも残酷な異世界に迷い込んでしまう。ダークファンタジー『失われたものたちの本』続編。
彼は名探偵なのか、ただのトラブルメーカーなのか。『屍人荘』以前、神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介が遭遇した五つの事件を描く待望の短編集!
20世紀初頭。魔法と科学により発展した魔都カイロに、伝説の魔術師を名乗る謎の怪人が現れた。魔術省の女性エージェント・ファトマは捜査に乗り出す。ネビュラ賞など4冠!
千吉の幼なじみ天音と銀音は双子の姉妹。二人は仲良しでいつも一緒だ。そんな双子の目の前でお父様に抱きつく女の子。いったい何が!? 好調、お江戸妖怪ファンタジー第4弾。
プロ野球史上最大の逆転劇を演じた選手が再集結、試合の再現とインタビューで番組作りする──。あの試合の裏で起きていた事件の真実とは? 驚愕の真相を描くミステリ。
若き藤原定家が、生首に紫式部の和歌が添えられた事件や、西行が遭遇した密室からの人間消失などに挑む。後に『小倉百人一首』に選出された和歌の絡んだ謎解きを描く、連作集。
必読作『白薔薇殺人事件』冒頭先行掲載や、ブックガイドなどで贈る、初夏の翻訳ミステリ特集。大倉崇裕、川野芽生読切掲載。第24回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載ほか。
ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎などを収録した全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞の『蝉かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!
1800年代後半、ロンドン。アイルランド出身のブラム・ストーカーが、劇場支配人の激務をこなしながら、いかにかの不朽の名作『吸血鬼ドラキュラ』を生み出したかの物語。
ある母親は、世界が滅亡する日が気がかりで詳細な手記を執筆するが……。戦後ドイツを代表する女性作家が描く、日常に忍びこむ幻想。『その昔、N市では』に続く15編の傑作集!
AIとファッション、古典落語と幽霊譚、オリエンタリズムと搾取、VR空間と魔女狩り……SFと幻想の融合によりファンタスマゴリックな世界を紡ぎ続ける著者、待望の第二作品集。
羅を選べば、怒りが蔽う。刹を選べば、悪意が蔓延る。ならば私は、羅を選ぶわ──虚無の地獄で繋がった少年と少女の魂の行方。鬼才の幻視文学の頂点となる傑作!
イタロ・カルヴィーノ短編賞受賞作家が贈る、時に切なく、時におかしく、そして時にはちょっと怖い幽霊たちの物語を100編収めた、不思議な短編集。
朝倉宏景、君嶋彼方、砂村かいり、額賀澪で贈る読切特集「駅×旅」。堂場瞬一、新連載。読切、赤野工作、東川篤哉。芦辺拓、高田大介、連載最終回。創元ホラー長編賞選評ほか。
数十年に一度の日食の日、名門大学の学生寮で起きた不可解な事件の真相とは? 第19回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む五編収録。Z世代の新鋭による鮮烈な作品集!
未知のパンデミックにより世界は一変した。滅びの危機を経て緩やかに回復してゆく世界で、消えない喪失を抱えて生きる人々の姿を描く、新鋭のル=グイン賞特別賞受賞長編。
寂れた島で過ごした夏、記憶の中で鮮やかさを増す夏、限りなく続く仮想の夏──夏を舞台とする四作に、青春のきらめきと痛みを封じこめた、創元SF短編賞受賞作を含むデビュー作品集。
太陽系を巻き込んだ大戦争から数百年、蘇った戦闘ロボットと人間たち、そして一輪のバラが砂漠の街で出会う。世界幻想文学大賞作家が贈る、どこか懐かしい未来のSF物語。
貫井徳郎、新連載『不等辺五角形』。伊吹亜門、今村昌弘、北山猛邦、白井智之が贈る最新作。サマンサ・ミルズ、2023年ヒューゴー賞受賞作。創立70周年記念企画ほか。
スパイ小説の原点ともいうべき不朽の名作を、熱烈なファンの多いエドワード・ゴーリーのイラスト10点とともに贈るマニア垂涎の一冊。