過去1年分の新刊です。
ニュージーランド代表のオールブラックス入りした一人の日本人ラガーマンの物語。ラガーマンの絆、友情、そして孤独を見事に描きげた堂場瞬一スポーツ小説の頂点ともいうべき傑作。
第35回鮎川哲也賞選評、および第3回創元ミステリ短編賞選評&ジョウシャカズヤ、鷲羽巧による受賞作掲載。青柳碧人、新連載。読み切り、近藤史恵、櫻田智也、東川篤哉ほか。
八十代も半ばを迎え、遺産のゆずり先に悩むヴェロニカ。遺産相続人として南極のアデリーペンギンがふさわしいかを見極めるため、はるか南の大陸へと一世一代の旅に出た──。
カイとランスがロンドンへ行く「グリム・リーパー」、登場人物たちの過去を描く「ウィール・オブ・フォーチュン」に、書き下ろし+単行本未収録短編を加えた愛蔵版第2弾。
第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に選ばれた「神の光」を始め、奇跡の如き消失劇を5編収録。稀代のトリックメーカー・北山猛邦の新たな代表作となる、傑作推理短編集。
帝国主義の英国。トラが明かす世界を滅亡から救う秘密とは? ウィリアム・ブレイク、フィリップ・プルマン、アラビアンナイトにインスパイアされた奇妙で独創的な物語。
霧とガスで閉ざされ牢獄と化した病院、非常事態下で発生する不可能犯罪。デビュー作にして本屋大賞第4位に輝いた、『禁忌の子』に連なるシリーズ第2弾。
さまざまな事情で生身の肉体で生きることに不都合を抱えた人々が、〈情報人格〉となって仮想世界で暮らす未来を描く、第13回創元SF短編賞受賞作にはじまる連作短編集。
天沢時生、小川一水、理山貞二ら豪華執筆陣が集う、恒例夏のSF特集号。第16回創元SF短編賞受賞作・選評掲載。
夜な夜なリコーダーでゲーム音楽を吹き鳴らす怪人の目的は? 気軽に謎解きを楽しみたいと思っていた皆さんへ贈る、ユーモラスなミステリ七編。お待たせしました第二弾です。
終戦とともにあらゆるものを失い、それでもなお生きるために人々はもがく。惨めにも、時に気高く。戦後という時代を生きた人々の罪と、一瞬の生の輝きを描破する珠玉の六編。
蛍が舞う夜、中学生だった幸恵と隆之は秘密を抱えた。十五年後、二人の再会をきっかけに、周囲の人生が大きく動き出す。拭えぬ過去に翻弄される人々に温かな眼差しを注ぐ感動の連作長編。
「ゆきおんな」「耳なし芳一」……小泉八雲の代表作『怪談』刊行から約120年、妖しくおぞましい世界が令和に蘇る。日本ホラー小説大賞受賞作家の新境地、傑作ホラー短編集。
捜査官シグルデュル=オーリが恐喝者である女性の家にいってみると、女性は血を流して倒れており、彼自身も何者かに襲われ……。北欧ミステリの巨人の名シリーズ第8弾登場!
一杯二千円もするコーヒーを毎日注文する客は何者なのか? 推理を楽しむ桜戸大学ミステリ研究会の前に、当人が現れて……第1回創元ミステリ短編賞受賞作を含む短編集。
第二の目をもつカイと無愛想で人間嫌いのランスの出会いがふたりの未来を変えた。英国の田舎町を舞台にした大人気ファンタジイを単行本で。書き下ろし&文庫版未収録短編収録。
ポルターガイスト調査に挑む晴子と越野。現象は収束するも依頼人が失踪してしまい──。ベストホラー2024で1位に輝いた『深淵のテレパス』に続く、シリーズ第2弾!
避暑地の別荘に揃った幼馴染み五人のうち、ひとりが死に、ひとりが警察に連行される。五人の間に何があったのか? なぜ事件は起きたのか? 息を呑む心理劇の行く末は。
一見無駄に見えるものを大事そうに集める人と、彼・彼女らの内面を知ろうとする人たちが不器用ながらも寄り添い合う様子を描いた、全5編からなる愛おしい短編集。
ホリー・ジャクソン最新作先行掲載や、初邦訳の犯人当て短編などで贈る「英国ミステリ特集」。新連載、一色さゆり。読切、大島清昭、君嶋彼方。第25回本格ミステリ大賞全選評ほか。



























