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定価:3,080円 (本体価格:2,800円)
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ミステリ界の巨匠・横溝正史。本格推理、耽美小説、時代小説など多岐にわたるジャンルで活躍した著者の軌跡を堪能できる傑作十七編を、入手困難な初出誌と初刊本をもとにして執筆順に収録。寄宿舎内で起きた、死体のない殺人を描くデビュー作「恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)」。かつて亡き姉と過ごした蔵の中で、少年が遠眼鏡で見たある光景が語られる「蔵の中」。河を流れてきた、胸に短刀が刺さった蝋人形が悲劇の幕開けを告げる、〈由利麟太郎〉シリーズ「猫と蝋人形」。『犬神家の一族』の原点ともいうべき名品の雑誌掲載版「車井戸は何故軋る」。殺人の濡れ衣を着せられた男が隣人・金田一耕助に救われる、「蝙蝠(こうもり)と蛞蝓(なめくじ)」。著者没後に発表された、記憶喪失の女性の正体をめぐる「空蝉処女(うつせみ おとめ)」などを精選して贈る、珠玉のベスト短編集!
「恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)」
「河獺(かわうそ)」
「画室(アトリエ)の犯罪」
「広告人形」
「裏切る時計」
「山名耕作(やまなこうさく)の不思議な生活」
「あ・てる・てえる・ふいるむ」
「蔵の中」
「猫と蝋人形」
「妖説孔雀樹(ようせつくじやくのき)」
「刺青(いれずみ)された男」
「車井戸は何故軋る」
「蝙蝠(こうもり)と蛞蝓(なめくじ)」
「蜃気楼島(しんきろうとう)の情熱」
「睡(ねむ)れる花嫁」
「鞄の中の女」
「空蝉処女(うつせみおとめ)」
横溝正史
(ヨコミゾセイシ )1902年兵庫県生まれ。大正期より執筆活動を始める。乱歩に招かれて博文館に入社、雑誌「新青年」編集長としても活躍した。32年に退社し作家専業となる。48年『本陣殺人事件』で第1回探偵作家クラブ賞を受賞。『獄門島』『八つ墓村』『犬神家の一族』ほかの〈金田一耕助〉シリーズなど、数々の名作で人気を博した。81年没。
末國善己
(スエクニヨシミ )1968年広島県生まれ。明治大学卒、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退。時代小説、探偵小説などの文芸評論を多数執筆する。主な著書に『時代小説で読む日本史』『夜の日本史』、編書に『名月一夜狂言 人形佐七捕物帳ミステリ傑作選』『君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー』『山本周五郎[未収録]ミステリ集成』〈山本周五郎探偵小説全集〉〈岡本綺堂探偵小説全集〉などがある。