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イギリスで俺が遭遇したのは妖精や精霊、そして頻繁に倒れる赤毛の青年だった。
ウィッツバリーに留学した皆川海は、自宅に現れた妖精を追い出すために叔母が呼びつけた英国特別幻想取締報告局のランス・ファーロングと出会う。ともに幻想的生命体を見る能力を有するふたりの青年が“幻想事件(ファンタズニック)”と向き合ってゆく姿を描いた傑作ファンタジー! 著者あとがき=深沢仁
「ファンタズニック」
逃げるように日本から英国に渡ったカイが出会ったのは、妖精やゴーストがらみの不思議な出来事と、それを扱う英国特別幻想取締報告局の青年ランスだった。
「ミッドサマー・イヴ」
夏至前夜が近づくと妖精たちは各地でイタズラをし、人間を惑わせる。どうやら今年はカイとランスが住むウィッツバリーに妖精の国への道が現れるらしく……。
「ファンタズニック」
「ミッドサマー・イヴ」
「ひとつ屋根の下」(書き下ろし短編)
「テディベア」(未収録短編)
「月夜の銀貨」(未収録短編)
「She is here.」(未収録短編)
「‘What’s he like?’」(書き下ろし短編)
深沢仁
(フカザワジン )2010年、詩集『狼少女は羊を逃がす』を自費出版。翌年、『R.I.P. 天使は鏡と弾丸を抱く』で第2回「このライトノベルがすごい!」大賞優秀賞を受賞、本格的な執筆活動をスタートさせる。20年には作品集『この夏のこともどうせ忘れる』で第12回「高校生が選ぶ天竜文学賞」を受賞。ほかの著書に『眠れない夜にみる夢は』『ふたりの窓の外』『渇き、海鳴り、僕の楽園』などがある。