過去1年分の新刊です。
ハムレット、ホームズなど、名作の登場人物たちが住む図書館で起きた一大事件を描く表題作ほか四作品。『失われたものたちの本』の著者による「本」がテーマの作品集!
搬送されてきた自分と瓜二つの溺死体。自身との関係を探る先で辿り着いた、鍵を握る人物も命を落とす。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ。第34回鮎川哲也賞受賞作。
第34回鮎川哲也賞選評、および第2回創元ミステリ短編賞選評&受賞作掲載。本邦初訳短編掲載などで贈る、ジョン・コナリー特集。古矢永塔子、嶋津輝読み切り掲載ほか。
シンフルの中年女性がネットのロマンス詐欺にあった。犯人は町の住人とふんだフォーチュンとスーパーおば(あ)さまふたりは、義憤にかられて立ちあがった。シリーズ第八弾。
ドラマ大好き、人間は苦手な暴走人型警備ユニットの“弊機”。植民惑星での任務中、弊機にトラブル発生!? ヒューゴー賞4冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ第4弾!
第二次世界大戦下、ニューヨーク公共図書館のマリアは、枢軸国の書籍収集という任務を帯び、リスボンへと旅立った──本を愛する者たちの戦いを描く、心揺さぶる傑作長編!
長らく関係を絶っていた弟が殺された。弟の十歳の娘との交流と、真実を追い求める旅路が、孤独な保安官ヴィクターの灰色の人生を彩っていく。一人の男の再生を描くミステリ。
教会の殺人という、一見クラシカルな事件が、世界的規模の展開を見せるジャーナリスティックで、論理的なしかも、けれん味たっぷりのグランジェらしい作風の見事な成功例。
教会の殺人という、一見クラシカルな事件が、世界的規模の展開を見せるジャーナリスティックで、論理的なしかも、けれん味たっぷりのグランジェらしい作風の見事な成功例。
寛政の改革の頃、板元の若旦那・二三は強烈な役者絵に魅入られる。その絵師・写楽の正体を追ううちに、やがて幕府と禁裏を揺るがす大事件に巻き込まれる! 傑作ミステリ。
かつて人間を滅ぼした異形の生物たちが暮らす惑星で、再び戦争が起きようとしていた。主人公は異種族の道連れとともに、惑星の危機に立ち向かう。酉島伝法、待望の初長編。
少年たちをのせて天空をゆく船、ひとが人形に変化する奇病が蔓延した村、機械の身体を持つ青年と植物に身を覆われた少女との出会い。幻想文学の新旗手による初小説集、遂に文庫化。
死神から言い渡された一週間の猶予。作家デビューを狙う小松は、その出来事を小説仕立てで執筆し完成を急ぐ。しかし友人たちが次々と殺害され……。第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
サム警視と娘のペイシェンスが遭遇した殺人事件は、あらゆる状況証拠がひとりの男を指していた。絶体絶命の容疑者を救うために名探偵レーンが披露する、究極の消去法推理!
英国政府のエージェントであるレドヴァースの依頼で、夫婦のふりをして豪華客船に乗り込んだジェーン。初めての捜査(?)にやる気満々だったが……。好評シリーズ第三弾。
一家六人惨殺事件の真相を求め、負け続きの代言人と流れ者の新聞記者が立ち上がる。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞作『大鞠家殺人事件』に続く歴史×本格ミステリ!
テムズ川沿いの高級住宅地で発生した、容疑者全員が同じ動機を持つ事件。警察に招聘された探偵ホーソーンは……。あらゆる期待を超える、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!
本書は18世紀末のドイツロマン派の作品から、ティーク、ホフマンなどの9篇を収録。不条理な運命に翻弄され狂気と正気の狭間でもがき苦しむ人々の姿を描く、珠玉の作品集。
平成を賑わせた名探偵・五狐焚風と助手の鳴宮夕暮。中年になってごく普通の日常を生きる二人は、ある告発を切っ掛けに過去に解決した事件を振り返る巡礼の旅に出る。
異本『サラゴサ手稿』工藤幸雄訳完結。第四十二日―第六十六日。訳者による「ヤン・ポトツキについて」を収録。