過去1年分の新刊です。
復讐を誓い孤島に向かった竜泉佑樹は、不可解な殺人事件に巻き込まれる。その犯行には人ではないものが絡み、謎解きは予想外の展開へ……。『時空旅行者の砂時計』に連なる、〈竜泉家の一族〉三部作第二弾。
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1963年9月に創刊した日本最古の文庫SFレーベル、創元SF文庫60周年記念の公式ガイドブック。800作近い刊行物全点のレビューを始め、対談やエッセイを収める。
ある町に現れた水の循環の研究者という男。彼が来てから奇怪な出来事が続き、住人たちは次々に正体不明の病に侵されていく。マコーマックらしさ全開の不気味な奇想小説!
巨人、精霊、願い事の木、魔犬などコーンウォールの多彩な伝説をモチーフに、現代に生きる人々と幻想が交差する瞬間を切り取った十二の物語。サマセット・モーム賞受賞作。
戦後から現代に至る翻訳ミステリ・ブームの一翼を担った翻訳ミステリ叢書は、日本推理小説史にどのような光跡を残したのか。翻訳ミステリ叢書と、その受容史を概覧する画期的大著。
イングランドのバースにある初版本協会のキュレーターのわたし。展覧会の準備に奮闘していると事件が……。好評『図書室の死体』に続く、〈初版本図書館の事件簿〉第2弾!
頭脳明晰の色男、人形佐七親分は、多くの事件を解決する名探偵でもあった! ミステリ界の巨匠による人気捕物帳シリーズから、選りすぐりの本格ミステリ17編を収録した決定版。
各務三郎、皆川博子、三谷幸喜、法月綸太郎、石上三登志、松岡和子、和田誠、斯界の「達人」たちがはじめて話すエピソード。文庫版には北村薫インタビューを収録。
宇宙へ進出した人類が出会うさまざまな驚異。SFの本道ともいえる宇宙SFの秀作9編を名アンソロジストが集成。有名だが入手困難な作品を中心に本邦初訳作2編を収める。
医師と不思議な少女の恋を描いたおとぎばなしのような表題作ほか、犬と少女の奇妙な絆を描いた「ロブの飼い主」など恐ろしくも優しい人外の物語十編を収録。短編集第三弾。
西條奈加、千早茜、深緑野分、秋永真琴、織守きょうや、越谷オサムで贈る、読切特集「料理をつくる人」。フレッド・ヴァルガス、クリスマス・イヴの事件を描く短編掲載ほか。
類稀な洞察力を駆使して不屈の意志で容疑者たちと対峙する警察官探偵の活躍を描き、現在の倒叙ミステリを代表するシリーズに成長した〈福家警部補の事件簿〉第五集。
静寂の宇宙空間での死闘を描き、第8回創元SF短編賞を受賞した表題作と、惑星Hのロボットたちと人類の末裔が織りなす壮大な連作長編「マ・フ クロニクル」を収録する。
呪いを取り除くほどき屋のケレンと、相棒のネトル。〈原野〉と呼ばれる湿地を抱える国ラティスを舞台に、呪いにかかわる依頼を解決し旅をする二人を描く傑作ファンタジイ。
元ミシュラン調査員の著者が描くフランス美食界の真実 ! 三ツ星シェフはなぜ死を選んだのか ? 星の重圧、シェフ同士の闘い、野心、嫉妬……。 美食と陰謀の傑作小説。カゼス文学賞・海辺の文学賞受賞。
案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた。渾身の本格推理巨編堂々の登場!
〈クイーンの定員〉に選ばれた「フライング・スコッツマン号での冒険」など、『赤毛のレドメイン家』で名高い巨匠の傑作全6編。いずれも初訳・新訳で贈る待望の短編集!
首を吊った女性は母親の死後精神的に不安定になり、降霊術師のもとに出入りしていたという。アイスランド推理小説大賞受賞、北欧ミステリの巨人による好評シリーズ第6弾。
強盗で逮捕された男は供述弱者で、冤罪ではないのか? 何森稔と荒井みゆきの地道な捜査が始まる。埼玉県警・何森刑事の活躍を描く、〈デフ・ヴォイス〉シリーズスピンオフ。
クリスマスを前にしたウィスタブル。パールの友人が中傷メッセージ入りのクリスマスカードを受け取り……。英国の港町でシェフ兼探偵のパールが活躍する好評シリーズ第二弾。