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定価:858円 (本体価格:780円)
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喫茶店〈北斎屋〉店長の野坂あやめは、得意客やその友人を含む男女八名で、瀬戸内海に浮かぶS島を訪れた数年前まで新興宗教の聖地だったという島で、良質な退屈を楽しむはずが、密室状況で無惨な刺殺体が発見されてしまう。それが悲劇の幕開けとなり、一人また一人と殺され疑心暗鬼に陥る一行。霧に包まれた孤島で何が起きているのか。著者の原点たる第4回鮎川哲也賞受賞作。解説=杉江松恋
近藤史恵
(コンドウフミエ )1969年大阪市生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年に『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年に『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞を受賞。人間心理の機微を描く筆力の見事さには定評がある。著書に『ガーデン』『ねむりねずみ』の他、『タルト・タタンの夢』にはじまる〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ、『それでも旅に出るカフェ』『ホテル・カイザリン』『山の上の家事学校』『風待荘へようこそ』など多数。