長い伝統を誇るロシアSFを、革命前ロシア時代と、その後、第二次世界大戦前までの初期ソビエト時代に区分し、10編の名作を年代順に収めたファン期待のアンソロジー。訳者によるロシア・ソビエトSFの歴史と詳細な解説を付す。
孤独なセールスマンの青年エドワードの、時空を超える機能を備えた発明品のせいで、彼と大科学者の秘書アメリアは、遠未来や火星を旅する羽目になり……。鬼才プリーストがウェルズに捧げる、郷愁と冒険の空想科学綺譚。
正体不明の宇宙船が〈マッカーサー〉号の前に現われ、接触を求めてきた。現代アメリカSF界の話題を独占した超大作。ラリー・ニーヴンとジェリー・パーネル合作の記念すべき第1作。
西暦3017年。正体不明の宇宙船が、帝国宇宙海軍の巡洋艦〈マッカーサー〉号の前に現われ、人類に接触を求めてきた。果して彼らの目的は何か……? ロバート・ハインライン激賞の傑作!
なんと、そこは島だった! 旅のさなか、フランスの有名な四重奏団の一行が連れてこられた都市は、科学技術の粋を集めて建造された動く人工島だったのだ。
1866年、謎の《動く暗礁》が、次々と海難事故を引き起こしていた。パリ科学博物館のアロナックス教授は究明のため太平洋に向かう。彼を待っていたのは、反逆者ネモ船長指揮する潜水艦ノーチラス号だった! 不朽の名作。
SF作家であり卓抜なアンソロジストでもあるジュディス・メリルが、『年刊SF傑作選』未訳分5巻から厳選した傑作中の傑作集。この贈り物に、読者はSF世界を心ゆくまで逍遥できるにちがいない。
そもそもの始まりは、喧嘩っ早いヤンキーが頭にくらったバールの一撃。正気にかえると、なんと時は伝説のアーサー王の御世。背広姿を怪しまれ、たちまち囚われ死刑の宣告。科学を駆使してアーサー王と円卓騎士団をけむにまくヤンキーの活躍やいかに。
SF作家であり卓抜なアンソロジストでもあるジュディス・メリルが、『年刊SF傑作選』未訳分5巻から厳選した傑作中の傑作集。この贈り物に、読者はSF世界を心ゆくまで逍遥できるにちがいない。
人類の終末は思わぬ形で訪れた。50年前の〈変事〉以来、赤ん坊が生れなくなったのだ。地球にはもう子供も青年もいない。世界の平均年齢は70歳に達していた。『地球の長い午後』の著者が描破する、恐るべき未来。傑作。
20世紀最高の科学者作家アシモフが予見したロボット社会。人間型ロボットが開発される現在、ひときわ豊かに輝きを放つ。巨匠が自ら創案した“ロボット工学3原則”をもとに贈る連作短編集。ロボットSFの歴史的傑作。
イギリスSF界、伝説の名手による傑作短編集! 未開の惑星で孤立した遭難者たちの苦闘を描く「どこかで声が……」、冷酷な独裁者が一人の少女と出会う「わたしは“無”」など全6編。
この惑星では「わたし」という言葉が禁じられている。自己を主張するのは猥褻で卑しむべきことなのだ。ある国の第二王子に生まれた主人公は、父の没後……
突如、月の近くに出現した未知の惑星が、その巨大な重力によって月を捕捉、粉砕し、地球にも影響を及ぼしはじめた。人々はこの惑星を《放浪者》と名付けた。やがて……
ヴァン・ヴォークトの白眉とも言える短編集。SFの原初的想像力が横溢する全10作品。さらに「著者あとがき」を収録した。
宇宙開発に気乗り薄な大企業を宇宙開発に踏み切らせた世紀の一大ペテンとは? 宇宙発祥の地、白鳥座の“穴場”を偵察する3人の飛行士を襲った謎の球体!
時間旅行技術が完成、初めての実験が行われたとき、現在にはなんの変化も生じないのか? 月旅行一番乗りに選ばれた青年は、地球に帰り着くときには……
暗黒星雲の魔手から中央銀河帝国の危機を救った20世紀の地球人ジョン・ゴードンは、時空を超えて呼びかける王女たちの導きで、ふたたびスター・キングに帰還する――
仕立屋のご隠居シュワーツは時空を超え、原子戦争の結果廃墟と化し、銀河帝国と〈古代教団〉によって統治され、宇宙に浮かぶ放射能にまみれた小石として……
反逆罪の汚名をきせられ銃殺された兄バクストン大尉の死因に疑問をいだき、フランス政府が派遣した調査団の協力を得てアフリカ奥地へと赴いたその妹ジェーンの……