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ロシア・ソビエトSF傑作集〈下〉

アレクサンドル・ベリャーエフ
深見弾


ロシア・ソビエトSF傑作集〈下〉

ジャンル
SF > アンソロジー
レーベル
創元SF文庫

判型:
ページ数:362ページ
初版:1979年4月27日

ISBN:978-4-488-65702-4
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ン-7-2

装画:加藤直之


内容紹介

長い伝統を誇るロシアSFを、革命前ロシア時代と、その後、第二次世界大戦前までの初期ソビエト時代に区分し、10編の名作を年代順に収めたファン期待のアンソロジー。各巻末に訳者によるロシア・ソビエトSFの歴史と詳細な解説を付す。重要邦訳文献リストを併録したロシアSF入門の書である。


目次

●収録作品
アレクセイ・トルストイ「五人同盟―世界が盗まれた七日間―」
ミハイル・ブルガーコフ「運命の卵」
アレクサンドル・ベリャーエフ「髑髏蛾」
エ・ゼリコーヴィチ「危険な発明」
ゲ・グレブネフ「不死身人間」
解説=深見弾〈初期のソビエトSF―革命後から第二次世界大戦まで―〉


アレクサンドル・ベリャーエフ

1884年ロシア生まれ。幼稚園の教師、図書館司書などの職を転々とし、1925年からSFを執筆。晩年にいたるまで20作余りの長編、40作以上の短編を発表した。1942年没。作品が評価されたのは死後のことである。科学技術にのっとったアイデアと豊かな物語性を兼ね備えた作風で、ロシアSF史上もっとも傑出した作家と位置づけられ、“ロシアSF界のジュール・ヴェルヌ”との呼び声も高い。『ドウエル教授の首』『両棲人間』『無への跳躍』『人工衛星ケーツ』などが翻訳されている。