ワタシハロボット

わたしはロボット

アイザック・アシモフ
伊藤哲


わたしはロボット

ジャンル
SF > ハードSF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:362ページ
初版:1976年4月23日

ISBN:978-4-488-60406-6
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ア-1-6

装画:加藤直之
装幀:矢島高光


内容紹介

2050年、人間自身より強く信頼がおけ、しかも人間に絶対服従する優れた種族として読心ロボットが誕生する。しかしロボットが人間に近づけば近づくほど、人間はロボットに危惧の念を抱く。いつか世界政治の主役はロボットにとって代わられるのではないのか? 巨匠が自ら創案した“ロボット工学3原則”をもとに贈る、人間とロボットの織りなす連作短編集。ロボットSFの歴史的傑作。訳者あとがき=伊藤哲


目次

「ロビー」
「堂々めぐり」
「理性」
「あの兎をつかまえろ」
「嘘つき!」
「迷子の小さなロボット」
「逃避!」
「証拠」
「避けられた抗争」


アイザック・アシモフ

アメリカの作家。1920年、ロシアに生まれ、3歳で家族とアメリカに移住しニューヨークで育った。35年、15歳の若さでコロンビア大学へ入学。39年、SF専門誌に短編が掲載され作家デビュー。40年代の“SF黄金時代”の立役者の一人となり、50年、自身が考案した〈ロボット工学の三原則〉に基づく連作短編集『わたしはロボット』で一躍脚光を浴びた。SFの代表作に、壮大な未来叙事詩《銀河帝国の興亡》シリーズ、またミステリの代表作に、安楽椅子探偵物として名高い《黒後家蜘蛛の会》シリーズがある。一般向け科学解説書をはじめ、ノンフィクションも数多く発表した。92年没。