昨年度ベストSF第1位『時間封鎖』の続編。封鎖を解かれた人類の前にひらけた新世界。彼らは異国の地での歴史を刻みはじめるが……。超越存在“仮定体”の謎にせまる巨編。
大好評の『虚構機関』に続く第2弾。堀晃、法月綸太郎から、円城塔、伊藤計劃、Boichiまで、2008年の日本SF短編の精髄15編を集成。ファン必携の1冊。
幼き日のラインハルトとその親友キルヒアイスの冒険を描く表題作他、「ダゴン星域会戦記」などの短編5篇にあわせ、著者ロングインタビュー「『銀河英雄伝説』のつくりかた」を特別収録。
ようやく共生の道を歩み始めた天空と地上のふたつの世界。ところが地上の精油所を天空人の海賊が襲撃。早くも訪れた危機に、アズは新たな任務を託された。シリーズ第2弾。
民間人救出の功により突如若き英雄に祭り上げられたヤン。新たな命令で、彼は43年前に戦場に散った勇将アッシュビーの死の真相を探ることになるが。
【小松左京推薦】全面核戦争が勃発。生き残った合衆国原潜〈スコーピオン〉は北半球の汚染帯を避けてオーストラリアに退避する。ここはまだ無事だ。だが……。果たして、希望はあるのか。永遠の名作。
【ヒューゴー賞・ローカス賞受賞】テロの可能性を予見したインド・ヨーロッパ連合の諜報機関は、ウサギと呼ばれる正体不明のハッカーを雇い調査を開始するが。ヴィヴィッドに描かれる拡張現実世界!
【ヒューゴー賞・ローカス賞受賞】ウェアラブル・コンピュータとネットワークが築く近未来社会をテロが襲う。07年、日本で初めて開催されたワールドコンでヒューゴー賞を獲得した記念すべき作品。
初めは珊瑚礁の島での、普通の環境保護運動だった。だが島に居すわった彼らに世界中の注目が集まった時から、何かが狂いはじめた。現代の予言者が放つ問題作。
帝国からの亡命者とその子孫で構成される「薔薇の騎士」連隊の副隊長シェーンコップは、ある偵察任務の遂行中、帝国軍に下った元上官の姿を敵群の中に見出す。
ファン待望の企画、開幕! 2007年の日本SFの精華16作。萩尾望都、堀晃、かんべむさしらベテランから、円城塔、伊藤計劃ら新鋭まで16編。巻末には同年の日本SF界概況を添える。
最前線への引越をきっかけに、少年ユリアンは日記をつける。師父ヤンをはじめ個性豊かな面々と送る日常を綴るが、穏やかな日々の裏には新たな戦いの影が。
顕微鏡のレンズ越しに覗く極小宇宙の乙女、悪魔的な人形師が操る殺人ロボット……。19世紀米国で、数々の幻想科学小説を著わした“変幻自在の小説の魔術師”の傑作14篇。
惜しまれつつ亡くなった著者の、代名詞的作品集とも言える第1短編集を、大幅に増補して刊行。初収録短編や「古本への異常な愛情」などの傑作古書エッセイの数々を収録。
【ヒューゴー賞・星雲賞受賞作/年間ベスト第1位】このままでは地球は巨星化した太陽に飲み込まれてしまう。地球を救うため人類は界面を突破し、正常な時間を刻む火星に人を送り込み、新たな文明を育むべく緑化を始めるが。
【ヒューゴー賞・星雲賞受賞作/年間ベスト第1位】地球はある夜突然、漆黒の界面に包まれ、時間の流れが外界の1億分の1になってしまった。何者の仕業か? 打開策は? ゼロ年代最高の本格SF。
現王朝の打倒を誓うラインハルトと親友の前に現れた、金銀妖瞳の男。彼は苦境の親友を救うため助力を求めるが。新帝国の枢軸を担った勇将たちの邂逅を描く外伝。
皇帝を度々見舞う病、地球教残党の暗躍。平穏の時を迎えた新銀河帝国に差す不安の影。そしてついに共和政府が自ら動く。日本SF史の道標となった宇宙叙事詩、正伝完結!
強権を発動し退避計画を推進する司政官に、反発の度を増す植民者たち。いっぽう先住民たちは一向に退避勧告に従おうとしない。なぜ? ロボット官僚を率いる司政官の闘い。
わずか数年で恒星が新星化で壊滅する惑星から全住民を退避させる。空前の使命を与えられた新任司政官の苦難。司政官シリーズを代表する傑作巨編。泉鏡花賞、星雲賞受賞作。