コンゴウセキノレンズ

金剛石のレンズ

フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
大瀧啓裕


金剛石のレンズ

ジャンル
ファンタジイ > 短編集
SF > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:438ページ
初版:2008年12月12日

ISBN:978-4-488-53802-6
Cコード:C0197
文庫コード:F-オ-3-1

装画:東逸子
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

19世紀半ばのアメリカで活躍し、偉大な足跡を残した夭折の天才オブライエン。顕微鏡学者が水滴の中に極小宇宙を見出す「金剛石のレンズ」、ロボット・テーマの古典「ワンダースミス」等の幻想科学小説から、魔法の支配する奇怪なホテルでの冒険を描く怪作「手から口へ」まで、“変幻自在の小説の魔術師”が33年の生涯のうちに物した傑作群から、本邦初訳作を含む14篇を精選する。訳者あとがき=大瀧啓裕


目次

「金剛石のレンズ」
「チューリップの鉢」
「あれは何だったのか」
「失われた部屋」
「墓を愛した少年」
「世界を見る」
「鐘つきジューバル」
「パールの母」
「ボヘミアン」
「絶対の秘密」
「いかにして重力を克服したか」
「手妻使いパイオウ・ルウの所有する龍の牙」
「ワンダースミス」
「手から口へ」


大瀧啓裕

(オオタキケイスケ )

1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。