巨匠会心の第6作! 世界推理文壇の寵児となった作者が、〈コスモポリタン〉誌のたび重なる要請に応えて連載した本書は、果然ヴァン・ダイン・ファンの……
記憶喪失から回復した青年。だが彼の中では三年半の歳月が空白になっていた。この年月、自分は何をしてきたのか? そして彼をつけ狙う謎の男が。サスペンスの名手の真骨頂!
探偵の才ある文学青年コリン・レヴェルは、母校の校長から、学内で発生した怪死事件の調査をしてもらえまいか、という手紙を受け取った……
アイルズの『殺意』クロフツの『クロイドン発12時30分』と並ぶ、倒叙推理小説三大名作の一つである。遺産を狙って、伯母を殺そうとたくらむ男が……
その部屋で眠れば必ず毒死するという、血を吸う後家ギロチンの間で、またもや新しい犠牲者が出た。数あるカーの作品中でもベストテン級の名作といわれる代表作。
無政府主義者の秘密結社を支配する、委員長〈日曜日〉の峻烈きわまりない意志。次々と暴露される〈月曜〉、〈火曜〉の各委員の正体。一世を驚倒させた代表作。
著名な出版業者の待合室で殺された身元不明の男。被害者の着衣をはじめ全てが“さかさま”だった。ニューヨーク・タイムズが「クイーンの最大傑作」と激賞。。密室殺人の卓抜な着想は、数多ある作品中でも特異の地位を占める。
警視庁と新聞社に舞いこんだ殺人予告の手紙は、そのとおりに実現された。大胆怜悧な犯人の作戦に応じた民間会社の探偵は、アリバイ打破のために……
サム警部のもとに現われた七色のひげの男が預けていった手紙の謎は? シェークスピアの古文書をめぐる学者たちの争いは、やがて発展して……
アフリカからロンドンに帰ってきたリチャード・ハネーは退屈しきっていた。だが、ふと知り合った男が殺されるに及んで、ハネーは恐るべきスパイ団の……
政界のボスとして著名な上院議員のまだ生温かい死体には、ナイフが柄まで刺さっていた。被害者のまわりには多くの政敵と怪しげな人物がひしめき……
靴作りで巨億の財をなして《靴の家》に住む、老婆と6人の子供たち。この一家に時代錯誤な決闘騒ぎが勃発、エラリーらの策も虚しく、奇妙な殺人劇へと発展する。“むかし、ばあさん……
私立探偵マーロウは、スターンウッド将軍の娘がゆすりにあっている件で、将軍家へ招かれた。マーロウは、脅迫状の差出人の家へ行き、二発の銃声を聞いて……
1発しか聞こえなかった銃声。しかし、たしかに2発射たれたはずだった。ニューヨークの住宅街の中心、20階の屋上ガーデンで、競馬に全財産を賭けた……
かわいい娘が二十ドルを差し出して、マーロウの援助を求めて来た。娘の中にある奇妙ないつわりの態度に興味を抱き、マーロウは事件をひきうけた……
嵐をよぶ海燕のように、おしゃれ者の探偵ポワロの現われるところ必ず犯罪がおこる!引退した俳優サー・チャールズのパーティの席上、老牧師がカクテルを飲んで……
第一次世界大戦が勃発し、劇作家アシェンデンは、R大佐の依頼を受けて、諜報活動に従事することになった。秘密諜報部員の任務、それは、……
常夏の南カリフォルニア、ロサンジェルス郊外、太平洋の青い波に洗われるマリブ海浜に、背中から心臓を射ちぬかれた若い女の死体が発見された……