ジケンヤカギョウ

事件屋稼業

レイモンド・チャンドラー
稲葉明雄


事件屋稼業

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
チャンドラー短編全集 2

判型:文庫判
ページ数:410ページ
初版:1965年6月25日

ISBN:978-4-488-13104-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-1-4



内容紹介

正統派ハードボイルドを確立した巨匠チャンドラーの中編を収録する短編集。ネオンの渦まく巷に一抹の哀歓をただよわせる不朽の主人公フィリップ・マーロウ。チャンドラー独特の斬新な語法と筆致によるハードボイルドの典型。


目次

「事件屋稼業」
「ネヴァダ・ガス」
「指さす男」
「黄色いキング」
「簡単な殺人法」


レイモンド・チャンドラー

1888年、アメリカ合衆国シカゴ生まれ。両親の離婚後、母親とともにイギリスに渡り、ロンドンのパブリック・スクールで教育を受ける。英国籍を取得し、海軍省勤務、新聞記者を経て、1912年にアメリカに戻る。第一次世界大戦後に小説を書き始める。1933年に〈ブラックマスク〉誌に「脅迫者は射たない」を発表したのを皮切りに執筆活動に専念。1939年に発表した長篇第一作『大いなる眠り』は、フィリップ・マーロウものの第一長篇でもある。同書並びに『さらば愛しき女よ』、『長い別れ』はチャンドラーの傑作長篇として名高い。1959年没。