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雨の殺人者

レイモンド・チャンドラー
稲葉明雄


雨の殺人者

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
チャンドラー短編全集 4

判型:文庫判
ページ数:398ページ
初版:1970年9月25日

ISBN:978-4-488-13106-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-1-6



内容紹介

ハメットのあとを継いで正統派ハードボイルドを確立したレイモンド・チャンドラーの傑作中短編集。マーロウものを含めた5編を収録。巻末に付した訳者による「マーロウ誕生の前夜」は、マーロウ誕生の背景を克明に探ったチャンドラー・ファン必読の評伝。


目次

「雨の殺人者」
「女で試せ」
「カーテン」
「青銅の扉」
「ヌーン街で拾ったもの」


レイモンド・チャンドラー

1888年、アメリカ合衆国シカゴ生まれ。両親の離婚後、母親とともにイギリスに渡り、ロンドンのパブリック・スクールで教育を受ける。英国籍を取得し、海軍省勤務、新聞記者を経て、1912年にアメリカに戻る。第一次世界大戦後に小説を書き始める。1933年に〈ブラックマスク〉誌に「脅迫者は射たない」を発表したのを皮切りに執筆活動に専念。1939年に発表した長篇第一作『大いなる眠り』は、フィリップ・マーロウものの第一長篇でもある。同書並びに『さらば愛しき女よ』、『長い別れ』はチャンドラーの傑作長篇として名高い。1959年没。