クロフツタンペンシュウ2

クロフツ短編集〈2〉

F・W・クロフツ
井上勇


クロフツ短編集〈2〉

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:240ページ
初版:1965年2月4日

ISBN:978-4-488-10620-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-3-33

写真:tirc83/Getty Images
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

1巻に引き続き、本邦初訳作品多数を含むF・W・クロフツの短編を収めたファン必携の作品集。アリバイ破りの名手にして、丹念な捜査と推理が持ち味のフレンチ警部のかがやかしい功績を描く。絵画購入依頼が意外な展開を見せる「グルーズの絵」、アンソロジーに書き下ろした“完全犯罪”に実在の元警視が挑んだ解決編が付属する「小包」など、多彩な作風が楽しめる全8編を収録。


目次

「ペンバートン氏の頼まれごと」
「グルーズの絵」
「踏切り」
「東の風」
「小包」
「ソルトバー・プライオリ事件」
「上陸切符」
「レーンコート」


F・W・クロフツ

1879年、アイルランド、ダブリン生まれ。鉄道技師であったが、病を得て長く休養した間に構想した『樽』を1920年に上梓し、好評を博する。続いて『ポンスン事件』『製材所の秘密』『フローテ公園の殺人』を発表。第5作『フレンチ警部最大の事件』でフレンチ警部を創造し、以後探偵役として定着させた。著書に『クロイドン発12時30分』『サウサンプトンの殺人』『フレンチ警部と毒蛇の謎』『フレンチ警視最初の事件』『殺人者はへまをする』等多数。1957年没。


井上勇

(イノウエイサム )

1901年広島県生まれ。1923年、東京外国語学校(東京外国語大学)卒業。翻訳家。1985年歿。