ポンスンジケン

ポンスン事件

F・W・クロフツ
井上勇


ポンスン事件

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:382ページ
初版:1969年12月12日

ISBN:978-4-488-10602-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-3-2



内容紹介

●山田風太郎氏推薦――「参った! この凄じいばかりの克明さには確かに参った」(『戦中派闇市日記』より)

ポンスン卿殺しの容疑者は3人いた。ミステリの愛読者は、冒頭の1行のヒントから犯人を推定しはじめるだろう。しかし事件は後半にいたって三転四転し、読者を翻弄する。クロフツの独壇場であり、アリバイ崩しの妙技でもある。本格推理小説の醍醐味と重厚な謎ときのスリル! タナー警部の執拗な捜査を描く、本邦初の完訳版。


F・W・クロフツ

1879年、アイルランド、ダブリン生まれ。鉄道技師であったが、病を得て長く休養した間に構想した『樽』を1920年に上梓し、好評を博する。続いて『ポンスン事件』『製材所の秘密』『フローテ公園の殺人』を発表。第5作『フレンチ警部最大の事件』でフレンチ警部を創造し、以後探偵役として定着させた。著書に『クロイドン発12時30分』『サウサンプトンの殺人』『フレンチ警部と毒蛇の謎』『フレンチ警視最初の事件』『殺人者はへまをする』等多数。1957年没。


井上勇

(イノウエイサム )

1901年広島県生まれ。1923年、東京外国語学校(東京外国語大学)卒業。翻訳家。1985年歿。