クロフツタンペンシュウ1

クロフツ短編集〈1〉

F・W・クロフツ
向後英一


クロフツ短編集〈1〉

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:314ページ
初版:1965年12月10日

ISBN:978-4-488-10619-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-3-32

写真:ChrisHepburn/Getty Images
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

英国本格派の雄クロフツが満を持して発表した、アリバイ破りの名手フレンチ警部のめざましい業績を綴る21の短編を収めた作品集。「いずれも殺人事件であって、しかも、犯人は必ずまちがいをして、そのためにつかまっている。そのまちがいに、読者が事前に気がつけば読者の勝ち、気がつかなかったら、筆者の勝ちというわけである」(まえがきより)と、読者に挑戦状を叩きつける。


目次

「床板上の殺人」
「上げ潮」
「自署」
「シャンピニオン・パイ」
「スーツケース」
「薬壜」
「写真」
「ウォータールー」
「八時十二分発」
「冷たい急流」
「人道橋」
「四時のお茶」
「新式セメント」
「最上階」
「フロントガラスこわし」
「山上の岩」
「かくれた目撃者」
「ブーメラン」
「アスピリン」
「ビング兄弟」
「かもめ岩(ガル・ロツク)」
「無人塔」


F・W・クロフツ

1879年、アイルランド、ダブリン生まれ。鉄道技師であったが、病を得て長く休養した間に構想した『樽』を1920年に上梓し、好評を博する。続いて『ポンスン事件』『製材所の秘密』『フローテ公園の殺人』を発表。第5作『フレンチ警部最大の事件』でフレンチ警部を創造し、以後探偵役として定着させた。著書に『クロイドン発12時30分』『サウサンプトンの殺人』『フレンチ警部と毒蛇の謎』『フレンチ警視最初の事件』『殺人者はへまをする』等多数。1957年没。