クモトハエ

蜘蛛と蠅

F・W・クロフツ
山口午良


蜘蛛と蠅

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
フレンチ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:356ページ
初版:1962年6月29日

ISBN:978-4-488-10614-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-3-24



内容紹介

高利貸しアルバート・リーブは、実はゆすり稼業も兼ねていた。他人の秘密をかぎつけると冷酷無残、強硬な態度で〈お客さん〉をゆするのだ。彼は蜘蛛、お客さんはその網にかかった蠅で、目下三十七匹の蠅が彼の網の中でもがいていた。ゆする者とゆすられる者、複雑微妙なからみ合いの中に発生した殺人とフレンチ警部の活躍! 


F・W・クロフツ

1879年、アイルランド、ダブリン生まれ。鉄道技師であったが、病を得て長く休養した間に構想した『樽』を1920年に上梓し、好評を博する。続いて『ポンスン事件』『製材所の秘密』『フローテ公園の殺人』を発表。第5作『フレンチ警部最大の事件』でフレンチ警部を創造し、以後探偵役として定着させた。著書に『クロイドン発12時30分』『サウサンプトンの殺人』『フレンチ警部と毒蛇の謎』『フレンチ警視最初の事件』『殺人者はへまをする』等多数。1957年没。