呪い

ジャンル
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:263ページ
初版:1963年4月19日

ISBN:978-4-488-14104-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ホ-2-4



内容紹介

●皆川博子氏推薦――「極上のネオ・ゴシックと極上の本格推理のこよなく芳醇なブレンド」

獣医ローシェルが知り合ったアフリカ帰りの女ミリアンには、どこか謎めいたところがあった。ふと見せる残酷な性格、事故死した夫にまつわる無気味な噂。女の虜になるにつれて、ローシェルの生活は暗い影に包まれてゆく。やがて妻の身に、恐ろしい災厄が……! 明晰な悲哀と詐術に心うたれ、魔術師たちの手腕を堪能する名作。


ボワロ

ピエール・ボワロ。フランスの作家。1906年生まれ。社会事業関係の仕事を経て作家になる。1952年からナルスジャックと合作を始め、以来『女魔術師』『思い乱れて』等の作品を発表した。1989年歿。


ナルスジャック

トマ・ナルスジャック。フランスの作家。1908年生まれ。哲学の講座を持つ大学教授を経て作家になる。1952年からナルスジャックと合作を始め、以来『女魔術師』『思い乱れて』等の作品を発表した。ナルスジャックは『読ませる機械=推理小説』など、評論の分野でも活躍し、「推理小説とは推理が恐怖を創り出し、そしてその恐怖を推理が静めなければならぬ物語である」と定義している。