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花の都パリには、ありとあらゆる犯罪が渦巻いている。これは探偵趣味のルボルニュ青年が貧弱な新聞記事を手がかりに十三の犯罪の謎を解明する連作短編集。いわゆる純粋推理だけで事件を解決する安楽椅子探偵の好例で、シムノンの作品中でも高く評価される傑作集である。メグレ物の長編『第1号水門』を併載する、ファン待望の本邦初訳!
ジョルジュ・シムノン
1903年、ベルギーのリエージュ生まれ。16歳で新聞記者となり、17歳で小説を執筆。22年にパリに移り住み、20以上の筆名を使い分け、大衆小説を次々に発表。31年の『怪盗レトン』がメグレ初登場作品とされている(端役として顔を出す作品は、それ以前もあった)。100を超えるメグレ警部(後に警視)ものだけではなく、犯罪心理小説ともいうべき作品群で世界中の読者を魅了した。45年にアメリカに移住、10年ほど後、フランスに帰国。その後57年に、スイスに移り住む。72年に、小説執筆からの引退を決めた。89年、ローザンヌで逝去。
大久保輝臣
(オオクボテルオミ )1928年生まれ。1952年東京大学仏文科卒業。主な訳書に、ジャン・コクトー『怖るべき子供たち』、ジュリアン・グリーン『南部・敵・影』、ジョルジュ・シムノン『13の秘密』ほか。1996年歿。