大砂漠の民の血を引くマハーン、炎を操る力をもつシャン。固い友情で結ばれた少年たちは砂漠に魔手を伸ばす凶王を倒すことはできるのか。『青の王』『白の王』に続く第三弾。
人前で魔法が使われる事例が頻発、誰かが魔法を人目にさらそうとしている? ケイティはオーウェンの反対を押し切り、調査を始める。大人気シリーズ、ついにフィナーレ!
母方の女性たちは、みな若くして七月二十四日に溺死していた。呪いを解き妹を救うため、図書館員の青年は古書をもとに一族の秘密を探りはじめる。本をめぐる謎と呪いの物語!
初音姫の出産を前に祝いの品を贈ろうと奔走する妖たち。津弓の、右京と左京の、王蜜の君の考えた末に選んだ贈り物とは?「祝いの品」など6編を収録。大人気シリーズ第9巻。
スイスの田舎町からパリへ。お世辞にも可愛いとはいえないマリーは、蝋で人体を作る医師の手伝いをしながら人体のことを学んでいく。『堆塵館』の著者が贈る驚天動地の物語。
「シンデレラ」「赤ずきん」等14のおとぎ話をひねりを加え再話した、血と陰謀、裏切りと魅惑の匂いが漂う短編集。アイルランドのYA三賞受賞。ダークで美しく力強い幻想譚。
孤島に海鳥を獲りに出帆した9人の子供と3人の大人。だが、予定の日が過ぎても迎えの船は現れない。彼らは生き延びるために自然とそして己自身と闘う。カーネギー賞受賞作。
鬼の虜囚の青年と、不思議な出自をもつ養い子の少女。鬼との戦いの果てに見たものは……。鬼の跋扈する地、敷島国を舞台におくる、第4回創元ファンタジイ新人賞受賞作。
二つの民族の平和の象徴だった鐘が砕かれ、闇の魔物が解き放たれた。封じることができるのは、古の魔が歌のみ。圧倒的なスケールと筆致で送る、本格ファンタジーの金字塔!
霊昇山に大鬼の退魔要請の使者が来た。大鬼は退魔不可能と言われ、名付け師といえど命がけの大仕事だ。名乗りを挙げたのは、百の御子のひとり魘神。果たしてその秘策とは?
夢のなかで訪れることのできる町パリンプセストに魅せられた四人の男女。何度か夢で訪れるうちに彼らは次第に永住を願うようになる。幻想と夢が交錯する極上のファンタジー。
弥助に対する殺害予告に、千弥は気も狂わんばかり。月夜公の結界から出ないことを条件に、弥助は妖怪の子預かり屋を続けられることにはなったが……。大人気シリーズ第8弾。
五郎丸湖に謎の首長竜が。二年前に倒した竜と同じはずはない、不安に駆られる綾乃だったが……。妖怪と人間が共に学ぶ魔女学校を舞台にした、人気の学園ファンタジイ第三弾。
砂漠に消えた家族を探す地図作りの青年カダム。だが彼が砂漠の奥深くへと迫ったとき、砂漠に眠る恐るべき秘密が……。第2回創元ファンタジイ新人賞受賞の著者が贈る意欲作。
帝国を二分した大乱の只中を生きた四人の女性が、歴史から葬られた物語を自らの声で語り始める。世界幻想文学大賞など四冠『図書館島』の著者が放つ、言葉を巡る傑作長編。
学校に空から少女が降ってきた。少女の母親は学校で殺されたスミ。スミを死者の国から取り戻すべく少女たちは旅立つ。ファンタジーの醍醐味を凝縮した3賞受賞シリーズ完結。
死者を蘇らせる術、死霊術で発展した亀珈王国。死霊術の祭典幽冥祭を控えた王都で、家庭教師を営む青年儒艮を巻きこんだ陰謀とは。第3回創元ファンタジイ新人賞佳作選出作。
「あと七日」耳もとで言葉が聞こえる。 わたしに何が起きているの? 『嘘の木』の著者が放つ、ダークファンタジーの傑作。英国幻想文学大賞受賞、カーネギー賞最終候補作。
妖怪奉行所の奉行、月夜公の右腕飛黒が双子の息子を奉行所に連れてきた。今日も大忙しの妖怪奉行所。だがその陰で妖怪の子預かり屋の弥助をも巻き込む事件が進行していた。
〈死の谷〉から生還したエンス。敵に寝返ったエミラーダ。侵略軍を率いる元帝国軍人の真の狙いは? 魔女国千五百年の呪いは解けるのか? 紐結びの魔道師三部作ここに完結。