判型:文庫判
ページ数:326ページ
初版:2008年6月27日
ISBN:978-4-488-63722-4
Cコード:C0193
文庫コード:SF-ハ-6-22
装画:鶴田謙二
装幀:岩郷重力
本書は、シリーズの名訳者である野田昌宏がハミルトンの遺族の了承を得て書きあげたオリジナル長編である。極寒の冥王星で、大出力の無線送信所を狙った連続爆破事件が発生。他の惑星との通信手段を断たれた冥王星は孤立寸前に……。出動したキャプテンは、現場に残されたミイラ化した足から、恐るべき陰謀の気配を感じとるが。雑誌掲載されたきりだった幻の作品を初めて書籍化。あとがき=野田昌宏/解説=日下三蔵
野田昌宏
(ノダマサヒロ )1933年福岡県生まれ。学習院大学政治経済学部卒。SF作家・翻訳家・研究家・宇宙開発評論家として活躍。主な著書に『SF英雄群像』『レモン月夜の宇宙船』《銀河乞食軍団》他多数、訳書にハミルトン《キャプテン・フューチャー》《スターウルフ》、ジョーンズ《ジェイムスン教授》、チャンドラー《銀河辺境》などのシリーズほか多数。『「科學小説」神髄』で第16回日本SF大賞特別賞を受賞。2008年6月6日歿。没後、その功績をたたえ、星雲賞特別賞、日本SF大賞特別賞が贈られた。