伝説の奇想SF作家エドモンド・ハミルトンの傑作スペース・オペラ
〈キャプテン・フューチャー〉全20作+短編集1冊が
創元SF文庫から刊行

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イラストレーター・鶴田謙二先生による、全集全11巻完結にあたってのコメントが、こちらでお読みいただけます。【〈Webミステリーズ!〉07年1月号】

【 刊行決定!】
〈キャプテン・フューチャー全集〉を飾った
鶴田謙二先生のイラストが1冊に。

鶴田謙二画集『FUTURE』

 21世紀のキャプテン・フューチャー像を創り上げた、漫画家・イラストレーターの鶴田謙二先生。鶴田先生が描いた、シリーズ全11集+別巻のカラー・モノクロイラスト全点を収録し、さらに描き下ろしを加えて贈る、愛蔵版画集です。大判の単行本として刊行する予定です。
 2011年11月刊行予定。詳細はこちらをご覧ください。

【 2008年6月 】
〈キャプテン・フューチャー全集・別巻〉が刊行!

野田大元帥のオリジナル・キャプテン・フューチャー長編
『風前の灯! 冥王星ドーム都市』

『風前の灯! 冥王星ドーム都市』は、いわずと知れた名訳者・野田昌宏宇宙軍大元帥が、かつて自らの手で書き上げたオリジナル長編小説。その後のフューチャーメンの活躍を独自に描いたもので、〈SFマガジン〉1983年7月増刊号に一挙掲載されたきりだった、幻の作品です。これを全集の〈別巻〉としてお届けします。


2005年開催の第44回日本SF大会で
野田昌宏×鶴田謙二対談が実現

スペース・オペラの書き方 ライブ講座
対談・鶴田謙二――キャプテン・フューチャーをテキストに

2005年7月16日、第44回日本SF大会にて、昨年から再刊されている《キャプテン・フューチャー全集》でおなじみの野田昌宏氏と鶴田謙二氏の対談が実現しました! 両氏、この企画がなんと初めての顔合わせです。野田氏の作品についての裏話まで含めたあれやこれや。子供時代からの熱心なSFファン鶴田氏と《キャプテン・フューチャー》との出会い。全集版における苦労話など盛りだくさんの内容でした。会場に集まったたくさんの方々も、対談終了後急遽行われた両氏のサイン会に大喜び。大盛況のうちに終了となりました。

ハミルトンSF短編集『反対進化』
中村融氏による編者あとがきを全文掲載

[『反対進化』の本の詳細を見る ]

鏡明氏による第5集の巻末解説を全文掲載

〈キャプテン・フューチャー全集〉のバナーはこちらのページへ

エドモンド・ハミルトン生誕100年記念出版

 《合本版・火星シリーズ》《完全新訳版レンズマン・シリーズ》につづいて創元SF文庫が贈る、スペース・オペラ復活企画第3弾!

キャプテン・フューチャー誌

 アメリカSF黄金時代に発表され、日本でも1960年代から紹介され1970年代にはファンからの絶大な支持を得た、エドモンド・ハミルトンの傑作《キャプテン・フューチャー》シリーズが、短編を含めて全作復活します。

 従来の翻訳紹介では刊行の順序が前後していましたが、今回の全集版では、『恐怖の宇宙帝王』に始まるシリーズ全作を、時系列順に2作ずつ1巻に収録して全10巻とします。さらに最終第11巻にはシリーズ短篇全作品を収録。これは初めての書籍化となります。

 なお各巻末には、原雑誌に併載されていた解説コラム「インサイド・キャプテン・フューチャー」(原題:Worlds of Tommorow)を、これまで未訳だったものも含めて全点訳載します。さらに、やはり同種の掌編小説「フューチャーメンとその仲間たち」(原題:Futuremen)も第11巻に全17本を収録。ご期待ください。

 翻訳は、もちろん第一人者・野田昌宏宇宙軍大元帥。そして今回新たなフューチャーメンを描くイラストレーターは、永年キャプテン・フューチャーのファンだった鶴田謙二氏。

 全巻の構成は以下のとおり。各巻500〜600頁、本体価格1100〜1300円。

キャプテン・フューチャー誌 1. 恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!
  (2004年8月刊/訳者あとがき=野田昌宏)
2. 挑戦! 嵐の海底都市/脅威! 不死密売団
  (2004年9月刊/推薦=梶尾真治/解説=牧眞司)
3. 太陽系七つの秘宝/謎の宇宙船強奪団
  (2004年10月刊/推薦=夢枕獏/解説=山本孝一)
4. 透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド
  (2004年12月刊/推薦=菅浩江/解説=堺三保)
5. 輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者
  (2005年2月刊/推薦=水野良/解説=鏡明)
6. 彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!
  (2005年3月刊/推薦=山本弘/解説=永瀬唯)
7. 宇宙囚人船の反乱/異次元侵攻軍迫る!
  (2005年5月刊/推薦=加藤直之/解説=川合康雄)
8. 人工進化の秘密!/魔法の月の血闘
  (2005年7月刊/推薦=田中啓文/解説=金子隆一)
9. フューチャーメン暗殺計画/危機を呼ぶ赤い太陽
  (2005年9月刊/推薦=二階堂黎人/解説=辻真先)
10. ラジウム怪盗団現わる!/小惑星要塞を粉砕せよ!
  (2006年6月刊/推薦=森岡浩之/解説=南山宏[森優])
11. 鉄の神経お許しを 他全短編
(収録作/キャプテン・フューチャーの帰還/太陽の子供たち/衛星タイタンの〈歌い鳥〉/鉄の神経お許しを/忘れじの月/もう地球人では……/〈物質生成の場〉の秘密/キャプテン・フューチャーとその仲間たち)
  (2007年1月刊/推薦=高千穂遙/解説=伊藤民雄)
別巻 風前の灯! 冥王星ドーム都市(野田昌宏著)
  (2008年6月刊/あとがき=野田昌宏/解説=日下三蔵)


著者紹介 エドモンド・ハミルトン(Edmond Hamilton)

 1904年、オハイオ州生まれ。父親は漫画家、母親は元教師。秀才の誉れ高く10歳で高校へ入学し14歳で卒業。15歳でウエストミンスター・カレッジに入学し物理学を専攻したが、文学にかぶれて大学を中退。鉄道職員となり、愛読していたA・メリットやエドガー・ライス・バローズの影響を受けた小説を書きはじめる。1926年、〈ウィアード・テールズ〉誌より「マムルスの邪神」でデビュー。恒星系や銀河をたびたび危機に陥れることから“世界破壊者(ワールド・レッカー)”の異名をとる。代表作は〈スター・キング〉2部作、スペースオペラの古典とされる〈キャプテン・フューチャー〉〈スターウルフ〉シリーズや、本格SF『虚空の遺産』『時果つるところ』などがある。1977年逝去。夫人は、やはり著名なSF作家のリイ・ブラケット。

(2004年2月4日/2011年10月14日)

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『スター・キング』
『スター・キングへの帰還』