スイセイオウノインボウ ワクセイタラストキュウシュツセヨ

彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!

エドモンド・ハミルトン
野田昌宏


彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!

ジャンル
SF > スペースオペラ
レーベル
創元SF文庫
シリーズ
キャプテン・フューチャー全集 6

判型:文庫判
ページ数:478ページ
初版:2005年3月25日

ISBN:978-4-488-63716-3
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ハ-6-16

装画:鶴田謙二
装幀:岩郷重力


内容紹介

●山本弘氏推薦――「飛び交うロケット、正義と悪の攻防、これが正しい宇宙の姿だ!」

太陽系内を航行中の宇宙船が次々に消失、調査に向かった惑星警察のエズラとジョオンまでが消息を絶つ。ハレー彗星の中で企まれている宇宙規模の計画とは(『彗星王の陰謀』)。異次元の深淵を越え、20億光年かなたの別の宇宙から救援が求められた。かれらタラスト人は、恐るべきミュータントの侵攻で滅亡しかけていたのだ(『惑星タラスト救出せよ!』)。時空と次元を超越した冒険! 解説=永瀬唯


目次

『彗星王の陰謀』
『惑星タラスト救出せよ!』



エドモンド・ハミルトン

1904年、オハイオ州生まれ。父親は漫画家、母親は元教師。秀才の誉れ高く10歳で高校へ入学、14歳でウエストミンスター・カレッジに入学し物理学を専攻するが、文学にかぶれて中退。鉄道職員の仕事の傍ら、愛読していたA・メリットやエドガー・ライス・バローズの影響を受けた小説を書きはじめる。1926年、〈ウィアード・テールズ〉誌より「マムルスの邪神」でデビュー。恒星系や銀河をたびたび危機に陥れることから“世界の破壊者(ワールド・レッカー)”の異名をとる。代表作は〈スター・キング〉2部作、〈キャプテン・フューチャー〉〈スターウルフ〉シリーズ、『虚空の遺産』『時果つるところ』など。1977年歿。夫人は、やはり著名なSF作家のリイ・ブラケット。


野田昌宏

(ノダマサヒロ )

1933年福岡県生まれ。学習院大学政治経済学部卒。SF作家・翻訳家・研究家・宇宙開発評論家として活躍。主な著書に『SF英雄群像』『レモン月夜の宇宙船』《銀河乞食軍団》他多数、訳書にハミルトン《キャプテン・フューチャー》《スターウルフ》、ジョーンズ《ジェイムスン教授》、チャンドラー《銀河辺境》などのシリーズほか多数。『「科學小説」神髄』で第16回日本SF大賞特別賞を受賞。2008年6月6日歿。没後、その功績をたたえ、星雲賞特別賞、日本SF大賞特別賞が贈られた。