ドアノムコウニ

ドアの向こうに

黒川博行


ドアの向こうに

ジャンル
国内ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
大阪府警シリーズ

判型:文庫判
ページ数:330ページ
初版:2004年7月23日

ISBN:978-4-488-44205-7
Cコード:C0193
文庫コード:M-く-4-5

サイン:黒川博行/写真:リーブラ(株)
装幀:多田和博


内容紹介

《黒川博行警察小説コレクション》
頭部は腐乱、脚部はミイラ化、大阪東南部の橋梁工事現場で奇妙なバラバラ死体が発見された。数日後、大阪北部で心中事件が発生。現場にはバラバラ事件の切り抜き記事が――。2つの事件に繋がりは? 通称“ブンと総長”でおなじみ大阪府警捜査一課の文田巡査部長、総田部長刑事に、京都人の五十嵐刑事も加わり、事件の謎を追う。シリーズ中で最も“本格色”が濃く、大阪弁の会話が織り成す軽妙なタッチも魅力の傑作。解説=川出正樹



黒川博行

(クロカワヒロユキ )

1941年生。高校の美術教師の傍ら、1983年に第1回サントリーミステリー大賞に投じ『二度のお別れ』が佳作入選しデビュー。軽妙な会話とトリッキーな内容が読者の支持を集め、『雨に殺せば』『八号古墳に消えて』など一連のシリーズを上梓する。1986年『キャッツアイころがった』で同賞大賞を受賞。96年に「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞を受賞。2014年に『破門』で第151回直木賞を受賞。