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犯罪者の抹殺に40年を捧げた女性暗殺者4人VS古巣の暗殺組織の刺客たち。殺すか殺されるかの危険な作戦の行方は。MWA賞候補作家が贈る極上のエンターテインメント!
心中事件で死んだ高校生の異母姉。彼女は左半身を痣で蔽われながら、芙蓉のように美しかった──「魔性の女」を巡る、企みに満ちた第30回鮎川哲也賞優秀賞受賞第一作。
妹が父を殺した日、東京湾に怪獣が現れた。姉は妹を守るため、怪獣が暴れる東京に父の死体を棄てにいく──短編として初めて日本SF大賞候補となった表題作を含む全4編。
運行しているはずのない深夜バスで、彼は摩訶不思議な光景に遭遇した──高い評価を受けた表題作ほか、あの手この手で謎解きのおもしろさを描く〈ミステリ・ショーケース〉。
年に一度のオイスター・フェスティバルを目前に賑わう、海辺のリゾート地ウィスタブルで殺人事件が。レストランの主にして新米探偵パールが事件に挑む、シリーズ第一弾!
無秩序な暴力に翻弄され、血まみれになりながらも生きてゆく人々の息遣いが、気高く、美しく描き出される──O・ヘンリー賞受賞作含む10編収録、凄絶な迫力に満ちた傑作短編集!
祝祭のあとの、荒涼とした景色を知っている。そこには何もない。背後には禍々しく輝く過去の栄光──ひとつの映画が変えた監督と俳優の未来。人生の絶頂の、そのむこうの物語。
テレパシーを用いる異星種族ロジの外交官が殺された。思念通訳者リディアは自らの嫌疑を晴らすべく捜査を開始するが……全米図書館協会RUSA賞SF部門受賞作。
縫箔の職人と、商売人となった元恋人の再会が悲劇を生む表題作ほか、全4編を収録。職人の世界を背景に、ミステリの技巧を凝らした名短編集。第16回泉鏡花文学賞受賞作。
ゴンクール賞最優秀新人賞、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞受賞作。ユダヤ人大量虐殺の首謀者、金髪の野獣ハイドリヒを暗殺すべく、二人の青年はプラハに潜入した。257章からなる独創的な文学の冒険。
冬の王に与えられた馬を供に旅に出たワーシャは、盗賊討伐に向かうモスクワ大公の一行に男のふりをして加わるが。運命に逆らい生きる少女の成長と戦いを描く、三部作第二弾。
兄弟はどこからきて、なぜ穴に落ちたのだろう──。謎と寓意に彩られた物語は、読後、力強い感動をもたらす。スペイン版『星の王子さま』であり、現代の大人に捧げる寓話。
推理小説史上、さまざまな意外な犯人が考え出されてきたが、かつて読者を犯人にした作品があっただろうか。そう、この本の犯人は「きみ」なんです。著者会心の傑作を装いも新たに贈る。
第二次世界大戦下のロンドン。凄腕の女性金庫破りが、堅物の青年将校にはめられて、重要文書争奪戦に巻きこまれ……。正反対のふたりのスパイ活動を描く軽快なミステリ!
地球を脱出した植民船が目指した新天地。過去の記憶と想像力を失った世界で物語を武器に戦う少女を描く、最後の語り部の物語。ニューベリー賞、プーラ・ベルブレ賞受賞作。
死刑執行を前に、大逆の罪人はなぜ毒殺されたのか――幕末から明治の京で、初代司法卿・江藤新平と若き盟友が奇怪な謎に挑む。ミステリーズ!新人賞受賞の連作時代本格推理。
「かつてアイドルとして活動していた社長」と「その姿に憧れていた新入社員」が出会い、すれ違いや困難の果てにたどり着く、年齢や立場を越えた先にある“絆”の物語。
桜庭一樹、新連載『名探偵の有害性』スタート。乾ルカ、近藤史恵、笹原千波、白尾悠、雛倉さりえの豪華執筆陣などで贈る、特集「舞台!」。宮澤伊織、読切短編掲載ほか。
数多の困難を抱えつつ、強くしなやかに生きる女性たち。PEN/ロバート・W・ビンガム賞など三賞の最終候補となった、現代アメリカ文学注目作家の鮮烈なデビュー短編集!
一人孤島に住む、元医師のフレドリックは火事で家を失ったうえに、放火の疑いをかけられるが……。CWAインターナショナルダガー賞受賞。北欧ミステリの帝王最後の作品。