定価:1,320円 (本体価格:1,200円)
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「これらの物語をすべての男の子たちに捧げる。過去に思いをめぐらし、未来に高い希望をいだく者たちに」──宇宙船乗組員を夢見る少年の日々を描く表題作をはじめ、著者自身が自選した17編。
レイ・ブラッドベリ
1920年、アメリカのイリノイ州に生まれ、34年にカリフォルニア州へ移住。少年時代からSFを耽読し、41年にヘンリー・ハースとの共作「振子(ふりこ)」で商業誌デビュー。その後、独特の流麗な文体により“SFの叙情詩人”と呼ばれるまでになる。代表作に『何かが道をやってくる』『火星年代記』『華氏451度』『10月はたそがれの国』など。また56年にはジョン・ヒューストン監督映画『白鯨』の脚本を担当した。2004年、アメリカの芸術家にとって最大の栄誉であるナショナル・メダル・オブ・アーツを受賞。12年没。
中村融
(ナカムラトオル )1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家。編著に「影が行く」「時の娘」「星、はるか遠く」、主な訳書にウェルズ「宇宙戦争」、ウィンダム「トリフィド時代」、ブラッドベリ「万華鏡」「何かが道をやってくる」ほか多数。