柳沢由実子
(ヤナギサワユミコ )1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。
イースタの周辺では動物が燃やされる事件が重なっていた。だが、さらに女性が行方不明になり……。人気の刑事クルト・ヴァランダーが父娘で難事件に挑む。シリーズ第9弾。
警察官の卵となったヴァランダーの娘リンダは、イースタ署に赴任することになった。だが、その矢先友人が行方不明に。北欧ミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。
サンタクロースの扮装でめった刺しにされた男。一人の男の栄光、悲劇、転落、そして死。世界でシリーズ累計1000万部突破。世界を驚愕させた『湿地』『緑衣の女』に続く第3弾。
北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。被害者の隠された過去。衝撃の犯人、肺腑をえぐる真相。いま最も注目される北欧の巨人の傑作、待望の文庫化!
殺人現場で見つけた手記。それは一八六〇年代のアメリカで書かれたものだった。中国、アメリカ、スウェーデン、現代の予言者マンケルによるミステリを超えた金字塔的大作。
スウェーデンの小さな村でその惨劇は起きた。村のほぼ全ての家の住民が惨殺されたのだ。老人ばかりの過疎の村が、なぜ? 北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケル渾身の大作。
数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が捜査官エーレンデュルの手で明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞受賞作。世界が戦慄し涙した。究極の北欧ミステリ。
二人の少女がタクシー運転手を襲った。反省の色もない少女たちの態度に、違和感をおぼえるヴァランダー。だが、その一人が逃亡したことで、事件は意外な展開を見せ始める。
二人の少女がタクシー運転手を襲った。反省の色もない少女たちの態度に、違和感をおぼえるヴァランダー。だが、その一人が逃亡したことで、事件は意外な展開を見せ始める。
北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。被害者の隠された過去。衝撃の犯人、肺腑をえぐる真相。いま最も注目される北欧の巨人、日本上陸。
同僚の刑事の無惨な姿に言葉を失うヴァランダー。事件を調べ進むうちに次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はこれまで彼の何を知っていたのか? 北欧の巨匠の傑作。
夏至前夜から行方をくらました若者たち。一人の母親の必死の訴えがヴァランダーらを動かした。捜査会議を招集するが、刑事の一人と連絡がとれない。好評シリーズ第七弾。
串刺しにされた老人、監禁の末殺された花屋の主人。これは新たな連続殺人の幕開けなのか? ヴァランダーは、父親の死の悲しみをこらえ捜査を進める。北欧ミステリの真髄。
父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。一見大したことがなさそうなふたつの事件だったが……。シリーズ第六弾。
心臓移植を受けて以来、身に覚えのない映像がよみがえってくるという男の奇妙な体験。得意の哲学的思考と行動力で、謎を解こうとするイザベルだったが……。シリーズ第2弾。
古都エディンバラに住むイザベルは、知的で好奇心溢れる女性哲学者。ある日彼女は天井桟敷から若い男性が墜落するのを目撃した。寄り道だらけの知的な冒険。シリーズ第一弾。
次々とあきらかになる、殺された元警察官の知られざる顔、そして意外な過去。スウェーデン社会の闇と、一人の人間としての警察官リンドマンの苦悩を鮮やかに描き出した傑作。
舌ガンの宣告をうけた警官リンドマンが目にしたのは、新米のころ指導をうけた先輩が殺害された記事だった。『目くらましの道』に続くスウェーデン推理小説の記念碑的作品。
犠牲者たちに共通するものは? 常軌を逸した連続殺人に、ヴァランダーらの捜査は難航する。そして四人目の犠牲者が……。現代社会の病巣を鋭くえぐる傑作シリーズ第五弾。
背中を斧で割り、頭皮の一部を剥ぎ取る凄惨な殺害方法。美しい夏のイースタで起きた連続殺人事件を、ヴァランダー警部が追う。CWA賞受賞、スウェーデン警察小説の金字塔。