2005年英国推理作家協会(CWA)賞ゴールドダガー受賞

リョクイノオンナ

緑衣の女

  【単行本版】

アーナルデュル・インドリダソン
柳沢由実子


緑衣の女

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説

判型:四六判並製
ページ数:360ページ
初版:2013年7月12日

ISBN:978-4-488-01001-0
Cコード:C0097

写真:Photagrapher P?tur Bjarni G?slason/Getty Images  Fabio Sabatini/Getty Images
装幀:本山木犀


内容紹介

2003年ガラスの鍵賞、2005年CWAゴールドダガー賞受賞

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近にはイギリスやアメリカの軍のバラックもあったらしい。付近の住人の証言の端々に現れる緑の服の女。数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が、捜査官エーレンデュルの手で明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞受賞作。世界が戦慄し涙した。究極の北欧ミステリ。

*第2位『ミステリが読みたい!2014年版』海外編
*第2位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』海外編
*第10位『このミステリーがすごい!2014年版』海外編


アーナルデュル・インドリダソン

1961年アイスランドの首都レイキャヴィク生まれ。父親は高名な作家インドリディ・G・トーステンソン。アイスランド大学で歴史学と映画を専攻し、卒業後新聞社に就職。その後、フリーの映画評論家になる。1997年にレイキャヴィク警察の犯罪捜査官エーレンデュルを主人公とするシリーズ第一作Synir duftsinsで作家デビュー。3作目にあたる『湿地』と次の『緑衣の女』で2年連続してガラスの鍵賞を受賞。『緑衣の女』では、英国のCWAゴールドダガー賞も受賞している。


柳沢由実子

(ヤナギサワユミコ )

1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。