声

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説

判型:四六判並製
ページ数:414ページ
初版:2015年7月31日

ISBN:978-4-488-01047-8
Cコード:C0093

写真:Terry Vine / Getty Images
装幀:東京創元社装幀室/フォーマット:本山木犀


内容紹介

第7回翻訳ミステリー大賞、第4回翻訳ミステリー読者賞受賞作

クリスマスを目前に賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。ホテルの元ドアマンだったという地味で孤独な男は、サンタクロースの扮装でめった刺しにされていた。捜査官エーレンデュルは捜査を進めるうちに、被害者の驚愕の過去を知る。一人の男の栄光、悲劇、転落……そして死。自らも癒やすことのできない傷をかかえたエーレンデュルが到達した悲しい真実。世界でシリーズ累計1000万部突破。『湿地』『緑衣の女』に続く第3弾。訳者あとがき=柳沢由実子

*第2位「ミステリが読みたい!2016年版」海外篇
*第4位〈週刊文春〉2015年ミステリーベスト10/海外部門
*第5位『このミステリーがすごい!2016年版』海外編ベスト10



アーナルデュル・インドリダソン

1961年アイスランドの首都レイキャヴィク生まれ。父親は高名な作家インドリディ・G・トーステンソン。アイスランド大学で歴史学と映画を専攻し、卒業後新聞社に就職。その後、フリーの映画評論家になる。1997年にレイキャヴィク警察の犯罪捜査官エーレンデュルを主人公とするシリーズ第一作Synir duftsinsで作家デビュー。3作目にあたる『湿地』と次の『緑衣の女』で2年連続してガラスの鍵賞を受賞。『緑衣の女』では、英国のCWAゴールドダガー賞も受賞している。


柳沢由実子

(ヤナギサワユミコ )

1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。