タンゴステップ ゲ

タンゴステップ〈下〉

ヘニング・マンケル
柳沢由実子


タンゴステップ〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:
ページ数:346ページ
初版:2008年5月23日

ISBN:978-4-488-20909-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-マ-13-8

写真:AGE/PPS
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

殺された元警官の住んでいた場所を訪ねたリンドマンは、独自に捜査を開始する。だが、調べを進める彼の前に、新たな死体が。殺されたのはモリーンの隣人だった。次々とあきらかになる、先輩警察官の知られざる顔、そして意外な過去。自らの病に苦しみ、迫り来る死の恐怖と闘いながら、リンドマンは真実を追い求める。ヘニング・マンケルが、スウェーデン社会の闇と、一人の人間としての警察官リンドマンの苦悩を鮮やかに描き出す。訳者あとがき=柳沢由実子

*〈週刊朝日〉08年7月18日号に温水ゆかり氏による書評が掲載。



ヘニング・マンケル

1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを、更に Svenska gummistövlar で同賞のインターナショナルダガーを受賞。他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没。


柳沢由実子

(ヤナギサワユミコ )

1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。