ホノオノネムリ

炎の眠り

ジョナサン・キャロル
浅羽莢子


炎の眠り

ジャンル
ファンタジイ > ダーク・ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:394ページ
初版:1990年6月22日

ISBN:978-4-488-54703-5
Cコード:C0197
文庫コード:F-キ-1-3

装画:中川悠京
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

ぼくは呆然としていた。目の前に、30数年前に死んだ男の墓がある。そこに彫られた男の肖像が、なんとぼくそのものだったのだ! そのとき見知らぬ老婆が声をかけてきた。「ここにたどり着くまで、ずいぶん長いことかかったね」捨て児だったぼくは、両親の顔すら知らない。そう、自分が本当はなにものなのかも……。キャロルの第2長編。解説=尾之上浩司


ジョナサン・キャロル

1949年アメリカ生まれ、現在はウィーン在住の作家。1980年に『死者の書』をもって衝撃のデビューを飾る。88年、その邦訳が刊行されるや、熱狂的に迎えられ、普通小説とファンタジイ/ホラーの融合を果たした独自の作風は、つづく『月の骨』『炎の眠り』のシリーズにも受け継がれ、ダーク・ファンタジイという新しい小説分野を切り拓いた。年1作程度の寡作ながら、つねに驚くべき作品を世に送りつづけている。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。