ソラニウカブコドモ

空に浮かぶ子供

ジョナサン・キャロル
浅羽莢子


空に浮かぶ子供

ジャンル
ファンタジイ > ダーク・ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:379ページ
初版:1991年3月29日

ISBN:978-4-488-54704-2
Cコード:C0197
文庫コード:F-キ-1-4


装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

おれの親友のフィルは映画監督、ホラー映画のシリーズをあてて絶好調だ。そいつが新作の完成直前にライフル自殺しちまった。フィルはおれにビデオ・テープを残してた。なかには、小さい頃に亡くしたおれの母親の飛行機事故で死ぬ最後の数分間が映ってて……!? 『月の骨』『炎の眠り』につづく、シリーズ第3弾。キャロルの到達点!


ジョナサン・キャロル

アメリカの作家。1949年ニューヨーク生まれ。ウィーン在住。80年『死者の書』でデビュー。88年「友の最良の人間」で世界幻想文学大賞を、92年『犬博物館の外で』で英国幻想文学大賞を受賞。その作風はしばしば「ダーク・ファンタジイ」と称され、日常生活に突如として夢や幻想、怪異など超常的な要素が出現する展開を特徴とする。主な著作に『炎の眠り』『木でできた海』などがある。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。