シシャノショ

死者の書

ジョナサン・キャロル
浅羽莢子


死者の書

ジャンル
ファンタジイ > ダーク・ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:348ページ
初版:1988年7月15日

ISBN:978-4-488-54701-1
Cコード:C0197
文庫コード:F-キ-1-1

装画:中川悠京
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

●宮部みゆき氏推薦――「ホラーも好きだしミステリも好きというような読者にはぴったりな作品。」
●荻原規子氏推薦――「敬愛する児童文学作家の伝記を書きたい。それが戻れない道とは」
●恩田陸氏推薦――「静かに沁みてくる不気味な美しさ。出口のないキャロル・ワールドはここから始まる。」

ぼくの目の前で少年がトラックにはねられた。事故のあと町の人間が聞いてきた。「あの男の子、はねられる前は笑ってました?」笑って?……ここはアメリカの小さな町。一人の天才作家が終生愛した町。ぼくは彼の伝記を書くために逗留している。でも知らなかった。この世には行ってはならない町があることを……。鬼才作家の名を一躍高からしめたデビュー長編。衝撃のダーク・ファンタジイ。訳者あとがき=浅羽莢子


ジョナサン・キャロル

1949年アメリカ生まれ、現在はウィーン在住の作家。1980年に『死者の書』をもって衝撃のデビューを飾る。88年、その邦訳が刊行されるや、熱狂的に迎えられ、普通小説とファンタジイ/ホラーの融合を果たした独自の作風は、つづく『月の骨』『炎の眠り』のシリーズにも受け継がれ、ダーク・ファンタジイという新しい小説分野を切り拓いた。年1作程度の寡作ながら、つねに驚くべき作品を世に送りつづけている。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。