リンゴノキノミチ

林檎の木の道

樋口有介


林檎の木の道

ジャンル
国内ミステリ > 青春ミステリ
国内ミステリ > 少年・少女探偵
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
青春ミステリシリーズ

判型:文庫判
ページ数:350ページ
初版:2007年4月13日

ISBN:978-4-488-45906-2
Cコード:C0193
文庫コード:M-ひ-3-6

写真・装幀:SONICBANG Co.,
ロケ地:幡ヶ谷


内容紹介

暑く気だるい高2の夏休み。池掘りをして退屈をまぎらわせていたぼくのもとに、元恋人の死が告げられる。気まぐれで面倒なやつだったけど、自殺するような子でもなかったはず。あの日ぼくは、渋谷から彼女の電話を受け、その呼び出しを断っていた。渋谷にいた彼女が、御宿に向かったのはなぜか? 深まる謎と、次第に明らかになる自分の知らない彼女の姿。悲しくも、爽やかな夏と青春の姿を描いた、著者の代表作。著者あとがき=樋口有介/解説=関口尚



樋口有介

(ヒグチユウスケ )

1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。