判型:文庫判
ページ数:270ページ
初版:2014年5月16日
ISBN:978-4-488-45914-7
Cコード:C0193
文庫コード:M-ひ-3-14
装画:最上さちこ
装幀:東京創元社装幀室
ママが取材旅行に行っている間に、親友の妻沼柚子ちゃんと通う学習塾の先生が殺されちゃった。人形のような柚子ちゃんを贔屓して、こっそりお菓子をあげていた先生。どういうわけか柚子ちゃんのご家族が事件の捜査にのり出しちゃって、って、パパ聞いてる!? あの柚木草平の愛娘・加奈子の、はじめての事件と淡い恋を瑞々しい筆致で描いた〈柚木草平シリーズ〉、待望の文庫化。著者あとがき=樋口有介/解説=岡田育
樋口有介
(ヒグチユウスケ )1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。