― 連作短編集―
義理に厚いお蔦さんの元には、今日も誰かの困りごとが集まってくる。商店街で多発する万引き、何十年も前にいなくなった芸妓の捜索──粋と人情、そして美味しい料理が味わえる大好評シリーズ第4弾!
三千冊の本を載せて走る「本バスめぐりん」は、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしながら今日も巡回先へ本を届ける。本と人々を繋ぐ移動図書館ミステリシリーズ第二弾。
平清盛の異母弟・平頼盛は推理力を武器に、平清盛、木曾義仲、源頼朝達から依頼された事件の謎を解き、平安の世を生き抜く。第15回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む連作集。
「祭の夜 金塊を頂く 怪盗マゼラン」という脅迫状が届くが、実際に起きたのは密室殺人で……大胆なトリックと切実な動機が胸を打つ表題作の他4編を収録。気弱な名探偵第三の事件簿。
謎に彩られた日々の中で、あなたは私の一番になった──。作家と読者の手紙から始まった物語は、新たなステージを迎える。『ななつのこ』から始まる〈駒子〉シリーズ最新作!
類稀な洞察力を駆使して不屈の意志で容疑者たちと対峙する警察官探偵の活躍を描き、現在の倒叙ミステリを代表するシリーズに成長した〈福家警部補の事件簿〉第五集。
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻に始まる物価高、そんな中でもビストロ・パ・マルにはいつものスタッフがいます! 美味しい料理と見事な推理、ドラマと感動があります。
国内ミステリ >> ミステリーズ!新人賞
大正8年古本屋「三人書房」を開いた、平井太郎ら三兄弟。探偵小説に拘る余り、お客は少ないが謎や事件は集まってくる! 第18回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、連作集。
名探偵のいる図書館としてひそかに評判の秋葉図書館ができて、はや数年。今回は図書館の外に飛び出して……。開館前夜の裏話や書き下ろしを含む、やさしい図書館ミステリ。
日常に退屈していた高校生の小南通は、雑居ビルの喫茶店で同年代の名探偵に出会った。古書店、占いの館など、ビルの住人が持ち込む奇妙な謎を高校生二人が解き明かす連作集。
死刑執行を前に、大逆の罪人はなぜ毒殺されたのか――幕末から明治の京で、初代司法卿・江藤新平と若き盟友が奇怪な謎に挑む。ミステリーズ!新人賞受賞の連作時代本格推理。
日々を無気力に過ごす少年が美しい庭で出遭ったのは、不愛想だが誠実な青年だった。植物を通して人とのつながりを見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
亡き母が残した庭にかわるがわる訪れる悪気なさそうな侵入者たち。彼らの目的は──日常に潜む不可思議な謎を軽妙な会話と論理で解き明かす連作短編集、シリーズ最新作。
誰かの「死」の後には必ず「遺品」が遺される。それは死者の生そのものでもある──遺された者たちと物たちが奏でる、〈奇妙な味〉のヒューマンストーリー。
昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉。彼が出会う、人間の悲しみや愛おしさを秘めた5つの謎。第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞、連作集第2弾。
元検事の安西省吾と、幼馴染みの“怪盗ロータス”こと蓮。欧州から帰国した二人の元には次々と不可思議な出来事が吸い寄せられ……〈帝都探偵絵図〉シリーズ、スピンオフ。
スランプに陥った天才人形師。髪の伸びる少女人形。真贋不明の文楽人形──人形修復店の人々を巡る、温かな人間模様と「日常の謎」を描くシリーズ第二弾。
義理に厚いお蔦さんの元には、今日も誰かの困りごとが集まってくる。商店街で多発する万引き、何十年も前にいなくなった芸妓の捜索──粋と人情、そして美味しい料理が味わえる大好評シリーズ最新作!
貌を粉々に砕かれた人形、旧家に遺された雛人形、清姫の文楽人形――この店には今日も人形と謎が持ち込まれる。人形を修復することは、持ち主の心を修復すること。名手が紡ぐ「日常の謎」!
恩人の死の謎を解くべく京都にやってきた駆け出しカメラマン、安見直行。無愛想な変人にして辻占の達人・六角聡明が見いだす真相とは? 古都・京都の21世紀型不可能犯罪を描く連作ミステリ。