定価:858円 (本体価格:780円)
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八王子に暮らす作家のぼくと妻の許には、時折お客が訪れる。その日も食事時という絶妙なタイミングで、弟を殺害したという男の事件の相談に悪友の河田警部がやってきた。料理上手な妻の推理ははたして? 大根の雪花、イリコ、塩アンの丸餅、アラメ、ヒャッカ、豆腐の兄弟煮、関東炊き……郷土料理を中心にした美味(うま)そうな料理も魅力のシリーズ第二弾。『嫁洗い池』、改題・新装版。著者あとがき=芦原すなお/解説=喜国雅彦
「娘たち」
「まだらの猫」
「九寸五分」
「ホームカミング」
「シンデレラの花」
「嫁洗い池」
芦原すなお
(アシハラスナオ )1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年発表の『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、第105回直木三十五賞を受賞。主な著書に〈ミミズクとオリーブ〉シリーズ、『月夜の晩に火事がいて』『雪のマズルカ』『猫とアリス』『ハムレット殺人事件』などがある。