樋口有介
(ヒグチユウスケ )1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。
高2の夏休み、同級生が自死したことを刑事の父から知らされた戸川春一。なぜか、酒井麻子とともに事件を追うはめに……。著者デビュー作にして、青春ミステリの傑作を装いも新たに贈る。
10年前に失踪した友人の目撃情報が最近増えている。その事件を調べてほしいという美女からの依頼で鎌倉を訪れた柚木。とたんに殺人事件に巻き込まれ……。円熟のシリーズ最終巻。
10年前に失踪した友人の目撃情報が最近増えている。その事件を調べてほしいという依頼で鎌倉を訪れた柚木。とたんに殺人事件に巻き込まれ……。〈柚木草平シリーズ〉第12弾。
月刊EYES編集部の小高直海の学生時代の友人から、未解決事件の調査を頼まれた柚木草平。美女からの依頼に力は入るものの、新たな事件も発生し……好評シリーズ第十一弾。
暑く長い小笠原での夏休み、二年ぶりに帰省したぼくはかつての同級生が変死した事件に遭遇する。デビュー作『ぼくと、ぼくらの夏』を彷彿とさせる、儚く切ない傑作ミステリ。
魔女のように焼き殺された元カノ。何となく付き合い、何となく別れてから二年、彼女がそんなに激しい恨みを買っているなんて――。青春ミステリの名作を、大幅改稿で贈る。
直海の親友という不思議な雰囲気の美女からの依頼は、大森の天祖神社で女子高校生が殺害された憂鬱な事件。“永遠の38歳”の主人公が贈る、累計41万部の人気シリーズ最新長編。
柚木加奈子11歳、あの柚木草平のひとり娘が、殺人事件に巻き込まれた!? 親友とともに通う学習塾の先生が惨殺。ちょっと気になる彼との探偵行は果たして――。柚木草平シリーズ。
月刊EYES編集部への奇妙な電話。「秋川瑠璃は自殺じゃない。そのことを柚木草平に調べさせろ」。そこから事件は大きく動き出した──。“永遠の38歳”柚木草平シリーズ最高傑作。
〈柚木草平シリーズ〉柚木加奈子11歳、あの柚木草平のひとり娘が、殺人事件に巻き込まれた!? 親友とともに通う学習塾の先生が惨殺。ちょっと気になる彼との探偵行は果たして――。シリーズ番外編。
移りゆく季節の中で、殺人事件に遭遇した僕は、不思議な雰囲気の男性と出会う。『刺青白書』以前に柚木を客観的に描写した表題作を含む、連作短編集。柚木草平シリーズ番外編。
月刊EYES編集部への奇妙な電話。「秋川瑠璃は自殺じゃない。そのことを柚木草平に調べさせろ」。そこから事件は大きく動き出した――。“永遠の38歳”柚木草平シリーズ最新刊。
総理大臣が急逝し世間は大混乱だというのに、木野塚氏はテレビで美人キャスターに懊悩する毎日。そんな氏が次第に大事件へと右往左往しながら巻き込まれる、シリーズ第二弾。
木野塚佐平60歳。元警視庁、ただし経理課、の経歴を活かして探偵事務所を開くが……。依頼は金魚に犬に菊にまつわる事件ばかり。抱腹絶倒、ユーモアハードボイルドの決定版。
飲み屋のツケのため、吉島冴子や小高直海から探偵業のアルバイトを紹介してもらう俺、柚木。柚木が出合った憂鬱な四つの事件に、柚木自筆のエッセイを加えた待望の連作集。
月刊EYES編集部から、渋谷で起こった女子高生殺人事件の調査依頼を受けた柚木。調査をする柚木は、女子高生に圧倒され、新しい担当にも翻弄され……。好評シリーズ第六弾!
におい立つような絶世の美女からの依頼は、男を1週間尾行するだけ、のはず。尾行3日目に男は何故か餓死し、事件は意外な展開を見せる。《柚木草平シリーズ》第5弾。
暑い夏休みのある日、元恋人が房総の海で自殺したと知った高校生の悦至。渋谷にいた彼女の呼び出しを断っていた悦至は、自殺という見解に疑問を持つ。青春ミステリの決定版。
父の葬儀のために里帰りした斎木亮は、初恋の女性の死を知る。彼女の死に納得のいかない亮は、中学時代の同級生たちを訪ねる……。青春ミステリの傑作が、大幅改稿にて登場。
人気アイドル殺害事件、女子大生殺人事件の被害者が中学の同級生だと気づいた、三浦鈴女と柚木草平は、それぞれ独自の調査を始める。事件の背後にある悲しい真実に二人は?